一般編  Vol.315
バザン 阪本 仁奈さん
日本人の母とアメリカ人の父の間に生まれ、幼少期をフロリダで過ごす。高校一年生までは日本語補修校にて日本語を学び、中学3年生までは毎年夏に日本の学校へ体験留学に行くなどアメリカと日本両方の言語、文化を学ぶ。サンフランシスコ州立大学へ進学後は、国際関係学と環境政治学を専攻し、早稲田大学へも一年間留学。現在はサンフランシスコ日本町文化地区のプロジェクトマネージャーとして従事する一方で、植物から作った共生アクセサリーを展開するブランド「Wiz Amulets」を立ち上げ、展開している。
日本や多様な文化・伝統を活かし、エコロジーな未来を築く
日本人の母とアメリカ人の父を持ち、アメリカで暮らしながらも幼い頃から日米両方の言語や文化、伝統に慣れ親しんできたという仁奈さん。現在はサンフランシスコ日本町文化地区のプロジェクトマネージャーとしてコミュニティーの発展に従事すると共に、植物由来のアクセサリーブランドも立ち上げるなど精力的に活動する彼女に、ベイエリアでの暮らしについて伺いました。
バザン 阪本 仁奈さん

(Nina Bazan-Sakamoto)BaySpo 1623号(2020/01/03)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ、渡米した年
 結婚を期に渡米してきた日本人の母とアメリカ人の父間に1993年にフロリダで生まれました。その後96年に父の仕事の関係でサンフランシスコに引越してきてから、ずっとベイエリアに住んでいます。

ベイエリアの印象
 サンフランシスコはアメリカの中でも大きな日本町やそのコミュニティがあり、日本人のハーフである私にはとても過ごしやすい町です。サンフランシスコは革新的で、考え方が柔軟な人々が多いなという印象があります。

自分の専門分野について
 大学では専攻が国際関係学、副専攻は環境政治学を学びました。早稲田大学へも一年留学して、日本語で専門分野を勉強しました。卒業後の現在はサンフランシスコ日本町文化地区のプロジェクトマネージャーとして働いております。

その道に進むことになったきっかけ
 日本とアメリカ両方の環境、文化で育ち、たくさんのことを経験してきました。
 その中で様々な誤解や勘違いも経験し、自分はいったい何なんだろうと思った時もありました。しかし、どんなにそれぞれの文化が違っても、みんな重要な共通点があると言うことに気付き、世界のみんなの多様性を認めて活かしながら、共通点も祝うことが最も大事だと思いました。戦争、争い、経済戦、均一化、グローバル化、覇権の世界で、様々なバックボーンや思考を持った人々を一つに取り持つことができるかと言う意味で国際関係を勉強し始めました。国際関係を勉強していると大事な気づきがありました。私達の国々は国際経済で繋がれていますが、国境を超える環境でも繋がっていると言う論考があまり重視されていないのではと思います。しかし、資本主義の経済競争での中で、本当に大切にすべき私たちの資本である「自然」が破壊されていると同時に、生物多様性や文化の多様性も消滅している傾向になっていると思います。
 私たちの多様な文化、伝統の知恵には今の社会、環境問題に対する解決策であると思っています。これからどの様にただ一つの地球を守るかは、国境を超え、みんなの考えを合わせて協力しながら革新的な解決を実施することが最も大事です。
 私の目的は多様な文化の伝統の知恵を活かし、共同的に新しい仕組みを生み出すことです。

あなたにとって仕事とは?
 私にとって今の仕事はとても重要です。日本町を後世にまで維持、発展させるための戦略を皆で一緒に構想し、発展させるコミュニティー総参加型のプログラムを行っています。

生まれて初めてなりたいと思った職業
 子供の時は考古学者になりたいと思っておりました。なぜなら、宝物を拾って見つけることが大好きだったからです。今もアクセサリーなどは見つけたもので作っています。

いまの仕事に就いていなかったら
 多分、ジャングルに暮らしていろんな果物を育てながら、ネットでアクセサリーのブランドを広めていると思います。

現在、住んでいる家
 サンフランシスコのダイヤモンドハイツに住んでいます。

乗っている車
 今は車がありません、電車とバスで仕事に通勤しています。

睡眠時間・起床時間・就寝時間
 睡眠時間は最低8時間くらいは休もうと頑張ってますが、6時間が多いです。起床時間は午前8時から午前10時が多いです。就寝時間は残念ながらに結局12時過ぎになってしまうことが多いですが,新年の抱負は10時前に寝ることです。

休日の過ごし方
 自分のアクセサリーのブランドでオリジナルのアイテム制作に挑戦しています。着ると生きる、共生植物アクセサリーです。

好きな場所
 森や自然が大好きです。

最もお気に入りのレストラン
 タイと日本料理が大好きです。最もお気に入りのレストランは日によって変わります。
よく利用する日本食レストラン
 日本町のベニ花や宝が好きです。オジラーメン、新しいラーメン屋さんも美味しかったです。

1億円当たったとして、その使い道
 日本町で土地を買いたいです。そして、分散制御のエコビレッジにして推進したいです。

日本に戻る頻度
 家族に会いに大阪へ、一年に一回は行こうと頑張っています。

最近日本に戻って驚いたこと
 突然、タピオカが激流行りしていたことに驚きました。

日本に持って行くお土産
 レインボー食品雑貨店でハーブや精油を買って日本に持って行って居ります。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
 服が多いです。大阪の梅田、難波、そして京都の四条で買ったアクセサリーや服をアメリカに持って帰って来ます。最近ベンガラ染や茜染も持って帰って来ました。

現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき
 サンフランシスコがますます汚くなったり貧富の差が拡大していることに不便を感じます。家賃が高いのに部屋はちっぽけで、食べ物も微妙なのに値段が高いです。

現在のベイエリア生活で不安に感じること
 貧富の差、家賃の高さに不安に感じています。

日本に郷愁を感じるとき
 家族、人々の優しさと、新鮮な料理に郷愁を感じます。

お勧めの観光地
 サンフランシスコの日本町、ヘイト街、海岸を観光地するべきだと思います。

永住したい都市
 タイのチェンマイ、日本の屋久島、それかサンフランシスコ近くの森に永住したいです。

5年後の自分に期待すること
 日本町で日本町を未来にまで維持するための戦略を一緒に構想し、発展させるコミュニティー総参加型のプログラムを成功させること。自然と和合する日本の文化を活かしているエコな日本町に進化して、世界中のモデルの一つとして社会に刺激を与えること。発展途上国でエコなインフラに投資すること。2025年の大阪万博に向けて、毎年日本との交流で国際エコアートフェスを開催し、実際に2025年の万博の会場でイベントもしくは発表をする事です。

最も印象に残っている本
 Deepak Chopra 『The Seven Spiritual Laws of Success』

最近読んだ本
 George Omi 『American Yellow』

最も印象に残っている映画
 Wu Tang Clan 『 Of Mics and Men』

自分を動物にたとえると?なぜ?
 ハチドリは私の霊獣です。沢山のことをしながら走り回っていて、人々に元気を与えるからです。

座右の銘は?
 地球と和合、自然と共生
Air Plant Jewelry, that “Breathes and grows with you.”
“When you wear, they get air, and that’s how to take care!”

(BaySpo 2020/01/03号 掲載)

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