日本から来たばかりの人や、アメリカで歯医者にかかったことがないという人でも、モリタデンタルなら、アメリカの保険の仕組みや、日本とアメリカの歯科治療の違いなど、歯の悩みと治療、保険についてわからないことがあれば何でも日本語で相談することができます。
日米の保険の違いについて、「日本では保険の扱いは基本的には全員同じですが、アメリカでは保険会社やプランによってもカバーされる内容が違うことがあります」と森田先生。「プランが違うAさんとBさんでは、保険でカバーされる1年間の歯のクリーニング回数が違ったり、保険のネットワーク内または外の歯科医にかかる場合によってカバーされる内容が違うこともあります」と説明します。たとえば、日本では審美目的とみなされて保険でカバーされない場合がほとんどというセラミック治療も、アメリカでは保険でカバーされることがあるといったように、治療の内容によっても細かい違いがありますが、それらも日本語でていねいに説明してもらえるので安心です。
治療に関しても、日本では抜歯から神経治療まで1人の歯科医がやるのが普通ですが、アメリカでは抜歯や神経治療、歯周病などで難しいと思われるケースに関しては、スペシャリストが担当するといった違いもあります。森田先生も、「スペシャリストの方は専門としている治療の経験度がやはり違うので、成功率が高いといえるでしょう」と言います。医師が内科、外科などに分かれているのと同じように、歯科にも神経治療、口腔外科などを専門とする先生方がいて、難易度が高いケースではチームを組むと考えれば、わかりやすいかもしれません。
アメリカでは定期的な歯のチェックとクリーニングを受けるのが一般的で、歯並びの矯正などにも関心が高く、デンタルIQが高い(歯科疾患や予防に関する認知度レベルが高い)人が多いといわれています。モリタデンタルでは、「最終的に私(歯科医)ではなく、患者さんみなさんが自分できちんとメンテナンスできるようになっていただくこと。そのためにみなさんのデンタルIQを上げることがポリシーです」という森田先生をはじめスタッフ全員が、治療とともに患者さんのデンタルIQを上げることに努めている中で、最初は歯医者が嫌いだった子どもが自分ですすんで歯を磨くようになったことや、ひどい歯周病だった人が喫煙が歯周病に悪いと知って禁煙したといった話を聞くのが、心からうれしく思える瞬間だといいます。
「日本よりアメリカのほうが保険を使いながら治療できる環境が整っていることが大きな違いだと思います」と森田先生が言うように、アメリカでは保険でカバーされる範囲や技術も日本と違うので、アメリカ在住中は歯の健康を見直してみるチャンスではないでしょうか。