日本人女性にぴったりの服がたくさん

　大きな街路樹がある通りに、おしゃれなカフェやレストランが並ぶロスアルトスのダウンタウンで、メインストリートに27年前からあるという「Shoko of Los Altos」。入り口が店の前と後ろの2カ所あり、ガラスドアから明るい日差しが入るオープンな雰囲気のお店です。店内にはオーナーのショウコさんが選んで買い付けた洋服、帽子、バッグ、靴、アクセサリーなど、たくさんのアイテムが並び、ショウコさんが制作した刺繍や、押し絵などもディスプレイされています。品物は日本製もしくはアジア製のものがほとんどで、日本人女性の体型にあうサイズの服がこれほどたくさん一カ所にあるショップはベイエリアでもめずらしく、ショウコさんとの日本語でのおしゃべりを楽しみに来る常連客も多くいます。
　店内のアイテムはブラウスやニット、ジャケットなどのトップス、ジーンズ、スカートといったボトムス、ワンピースのほかスカーフ、アクセサリー、バッグ、靴、サンダル、帽子など、サイズ、素材、色の種類も豊富にあります。デザインもアジアンテイストの物からトレンドの物、スーツ、サマードレスなどスタイルのバラエティも豊富で、お出かけシーンや好み、目的に合ったアウトフィットが選べます。大手のチェーン店やデパートで服を買うと、どうしても「どこかで見たことがある感じのスタイル」になってしまいがちですが、ここでは一点物に近い「自分だけのスタイル」の服を見つけることもできそうです。また、商品はショウコさんが直接仕入れているので値段もお手頃価格に抑えられているのもうれしいことです。

買った服のお直しは無料

　「この店で買ったものなら、裾上げなどのお直しは無料でサービスします」というショウコさん。以前はクリーニング店数店を同時に経営するかたわら、洋服のお直しもやっていたといいます。それより前には専属のドレスメーカーとして、新生児から大人の洋服まで、すべてを作っていたので裁縫の腕は確か。お直しやリフォームだけの注文も受けているそうで、店内には学生がファッションショーで着るというビンテージのウェディングドレスや、常連客に頼まれたというジャケットの袖詰めと裾上げなど、リフォームの注文を受けたアイテムが何点もかけられていました。「Shoko of Los Altos」のリフォームは、アメリカの服のサイズがあわないという人や、サイズ直しが必要になった方々に重宝されています。
　忙しくしているのが好きで、細かい手作業が大好きというショウコさん。お休みの日には、自宅の庭に木を植えたり、花の手入れをする作業に没頭することが楽しみといいます。「こんなにお天気の良い場所に住んでいることは幸運だと思う」とニッコリ。いつも明るい人柄で来店する人たちの気分を楽しくしています。