ヘアサロンやネイルサロン、エステティック、スキンケア、マッサージなど「Salons by JC」が提供するサービスは多岐にわたります。ワックス専門家やアートメイクのスペシャリスト、オーガニック専門カラーリストの他、今後オーガニックネイリストも入る予定。「お客様からは一箇所ですべてのサービスが受けられると好評です」とオーナーのエミさんは話します。店内に備えられた真新しいブース(個室)は30以上。「それぞれのブースはテナントさんのお城」との言葉通り、内装は各々の個性でセンスよくまとめられています。「みなさん長年経験を積んだ人ばかり。固定客も多く、予約が数カ月待ちの方もいます」と、ブースレントの相談にも応じているエミさん。例えばカラーリング専門のリリーさんはインスタグラムで1万人以上のフォロワーを持ち、半年以上先まで予約でいっぱいという人気者。他にもSNSやホームページを個人的に展開したり他州まで講習を受けに行ったりと、一城の主として顧客サービスへの努力を惜しまないプロが揃うサロンと言えます。
客層も国際色豊かでお子さんや年配の方も多く、男性も気軽に入ってきます。エミさんによると1週間に1回など定期的に洗髪とセットをする年配の方がたくさんいらっしゃるのだそう。「帰りに『どう?』と上機嫌で帰っていくおばあちゃまを見ていると本当にかわいいですよ(笑)」。来店した誰もが顔をほころばせて出ていくのが印象的です。
それぞれが名前を持ち、扉と壁で完全に仕切られた空間はまるでプライベートサロン。設備のメンテナンスや修理などはオーナーがカバーし、テナントは自分のサービスやビジネスに集中できるのが特徴で、自身の店を売却して移って来たスタイリストも少なくありません。この「サロンスイート」と呼ばれる新しいコンセプトを掲げたSalons by JCはカリフォルニア州ではここサンノゼが最初ですが、全米で約30軒展開し現在30軒が準備中というからその注目度が伺えます。
テナントのひとりであるノゾミさんは、部屋同士の行き来も簡単という同店の強みを活かして、元同僚でジェルネイリストのナホミさんとサービスを提携しています。お客さんからは時間がセーブできると好評だそう。「それぞれプライベートな空間があるのは、お客さんにとっても違う部屋を訪れる楽しみがあるし、私たちにとっても心地よい環境です」。日米で20年以上の経験を持ちウェディングも手がけるノゾミさんのお客様は80%以上が日本人。取り扱うプロダクトはすべて日本製というこだわりを持ち幅広いニーズに応えています。
Westgate Center内という好立地で駐車場も広いのも嬉しい限り。8月には日本人フェイシャリストも加わる予定でさらに便利になりそうです。スタイリストの紹介やサービスの内容など、日本語でエミさんに気軽に問い合わせることができます。