「Oto's Marketplace」は、サクラメントでは最大級の日系スーパーで、日本の食材をはじめ、新鮮な魚介類、雑貨などを品揃え豊富に取り揃えています。1959年に創業者のテッド・オトさんが精肉と鮮魚販売のビジネスを始め、1979年の事業拡大ともにスーパーマーケットを買収して日用品の取り扱いを始めました。1985年には名前を「Oto’s Japan Foods」に変更、日本の食材に特化して、お弁当とお寿司の販売も開始。テッドさんを中心として、奥さんのモリーさんは惣菜・弁当・寿司を作るキッチンの管理やレシピの考案、長男のラッセルさんはゼネラルマネージャー、次男のマイケルさんは精肉や鮮魚を担当、娘のフローレンスさんとシェリルさんもビジネスをサポートしています。このように家族経営の理念を大切に、地元の人々に愛される日系スーパーマーケットとして、みなさんの快適な生活をサポートしています。
「地産地消」とは、地域生産・地域消費(ちいきせいさん・ちいきしょうひ)の略語で、地域で生産された生産物や資源(主に農産物や水産物)をその地域で消費することです。同店では、それをモットーに地元産の野菜を多く扱い、消費者のもとに新鮮なまま届くように心がけています。これにより消費者が、栄養価の高い、新鮮で旬の食材を手に入れることができるだけでなく、地域の活性化にもつながり、地元の農家のサポートと作物の品質向上の手助けにもなります。この日の一押しの野菜は、カリフォルニア州Woodlandにある、Suyenaga Farmの大根で、朝一に採れたものがお店に並んでいました。この他カリフォルニア産の作物では、イチゴ、ズッキーニ、スイカ、トウモロコシ、梨、などが人気で、シシトウ、春菊、オクラ、しそなど日本でも馴染みのある野菜は、バークレーやLAから仕入れています。また、8月には、地元産の野菜やフルーツがたくさん並ぶテントセールも開催され、買い物客でにぎわいます。
「Oto's Marketplace」では、ローカル産の新鮮な豆腐、100種類以上の日本酒、ワイン、ビールなども豊富に取り揃えており、同店でしか買えないオリジナルソース、ドレッシング類も購入することができます。「DAISO」コーナーも併設されていて、1.5ドルの商品は常時500アイテム以上あります。アメリカ産神戸牛や黒豚を取り扱う精肉コーナーや、新鮮な魚介を取り扱う鮮魚コーナーも定評があり、テイクアウトコーナーでは、サクラメントでも有名な寿司職人、山本レイさんが握る寿司とお弁当やお惣菜が、ランチやディナーのために買い求める人たちに人気です。