約1年半前にサニーベール市内で移動した、「アクアデンタルクリニック」の新しいオフィスは、ハイウェイからのアクセスも良く、学校や習い事の送り迎えに忙しい方や、シリコンバレー周辺でお勤めの方にも便利な場所にあります。親子で通っている患者さんも多い、アクアデンタルクリニックの高橋先生は「子供との信頼関係がもっとも大切」だと考えているので、治療を無理に進めることはしないといいます。「ゆっくり時間をとってお話しします」という先生。基本的には、一人で治療室に入れる年齢なら保護者は待合室で待機します。終わった後には宝箱に入ったおもちゃがプレゼントされ、それを楽しみに頑張る子供さんもいます。「子供はお母さんやお父さんに褒めてもらえると頑張れます」という先生自身もティーンのお子さんがいるので安心してお任せでき、子供の歯についての悩み相談もできます。
寝ている間の歯ぎしりは本人は気付いていない場合が多いとされています。歯を食いしばったり、擦り合せるような動きで横方向に力がかかることは歯に良いわけはなく、「犬歯が平らになっていたり、前歯の先端が細かくギザギザになっている人は、歯ぎしりをしている可能性があるので要注意です」と先生。歯ぎしりを長年放っておくことで、欠けやひびがひどくなり、特に縦にひびが入ると歯をキープするのが難しくなることもあるといいます。また、少しずつ歯が擦り減って上下の噛み合わせが低くなり、鼻の下にシワができる老け顔の原因になることもあるとか。対策としては、歯を守るナイトガードを就寝時に装着するのがおすすめ。ナイトガードは寝ている間に外れないように歯にぴったり合わせて作り、つけはじめは少し違和感があっても、ほとんどの方は1週間もするとそれほど気にならずにぐっすり眠れるようになるそうです。
クラウンが必要になった時、口を開けて笑ったときなどに、横の歯や奥歯の金属製クラウンが見えるのは嫌なので、歯の色に近い白いセラミック製のクラウンを希望される方は多いのではないでしょうか。クラウンの素材としては、従来のポーセリン製クラウンに加えて、自然の歯に近い色で、セラミックの中で最も硬く強い材質で、ジルコニアというものがあります。「ジルコニアクラウンは固いので、噛む力がかかる奥歯や、歯ぎしりをする患者さんにも向いている」と高橋先生。ただ、ジルコニアは透明度がやや低いので、前歯には透明度が高いポーセリンクラウンの方が向いているといいます。このように治療場所、または人によって、適切な素材や治療法があるので、気になっている方は一度ご相談ください。