「メイクアップアーティストになりたくて、日本でヘアメイクの勉強と美容師のライセンスを取ったんです」というYukinaさん。「ヘアたつみ」のたつみさんがリタイヤしてから、現在はMJサロンでカット、パーマ、カラーのほか、トリートメントやスカルプケア、着物の着付けやメイクアップなどを提供しています。
「細かい作業が好きなんです」という彼女。カットには日本製のハサミを使っていて、パーマ液なども日本製品が多いといいます。とはいえ、流行については、日本だけを見ているのではなく、広く柔軟な考えの持ち主で、「日本では、みんなが一つの流行を追いかけるような感じですが、せっかくアメリカに住んでいるのですから、あまり気にせずに好きなスタイルにするのがいいと思います」と言います。初めてのお客様には、普段どんな服装が多いか、まめにスタイリングをする方かどうかなどをまず聞いて、ファッションや生活スタイルに合った髪型になるようにしているといいます。「お気に入りのスタイルの画像を持って来てもらえると助かります」。
Yukinaさんもお勧めのアクアトリートメントは、コラーゲンと油分を髪に与え、キューティクルを補正し、紫外線や乾燥によるダメージから髪を蘇らせるトリートメントで、アジア人の髪質にぴったり。カラーしている髪にもお勧めで「一度で1カ月くらい効果がもちますよ」とYukinaさん。トリートメント剤は日本製を使用しています。
シャンプーとブロー付きの「スカルプケア+マッサージ」は、加齢や紫外線によるダメージなどで頭皮が潤いを失って固くなり、血行不良によって起きる抜け毛・薄毛・ハリとコシの低下が防げます。Yukinaさんの所では、クレンジング・ジェルで毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除いた後、シャンプーとコンディションしてから、桜の葉から抽出した有効成分のサクラ葉エキスや、赤ワイン酵母エキスを成分に含むトニックで仕上げます。サクラ葉エキスには、保湿・抗炎症・美白・肌荒れ改善・メラニン生成抑制作用があるとされ、赤ワイン酵母エキスは頭皮の赤みに働きかけるうるおい成分とされています。外出の際に日焼け止めを塗るのは常識ですが、頭皮も意外に紫外線を浴びています。頭皮の老化は白髪の原因にもなるとされているので、男性だけでなく女性にもスカルプケアをお勧めしたいです。
大人のカットは男女問わずショート、ミディアム、ロングといった長さで決められ、キッズヘアカットは5歳以下なら30ドル、13歳までは40ドル、前髪だけならなんと10ドルという良心的さ。パーティーにぴったりのアップドゥや、メイクアップも良心的な値段です。ブライダル・アップドゥもでき、花嫁と周りの人たちも一緒にお願いできます。和装の着付けの場合は、必要な物がそろっているか確認するので、約1カ月前には連絡してほしいとのこと。