@One tenオーナーのトシさんが大切にしているのはお客様の希望を極力聞く、コンサルテーションを大切にするという姿勢。とくに個々で異なる生活パターンを重視しています。眼鏡やメイクと同じく鏡で1日何度も目にするヘアスタイルが思ったように決まらず、その日はずっと気分が上がらない経験をした方も少なくないのでは。サロンから出た時は希望通り100%の仕上がり、でも自分で再現できない・・・というのも避けたいところ。「洗いざらしでも自然に仕上がるように、あまりスタイリングしなくてもふっと仕上がるように努力をするサロン、それが@One tenです」とトシさん。日本人のお客様のもつ日本的なものに対するこだわりにも応えられるよう、独自の発達をする日本のヘアスタイルの傾向を研究し最新の流行に鋭敏なアンテナを張っています。
全員日米での経験があり熟練した技術を持つ4人の日本人スタイリストをはじめ、台湾、中国、韓国出身など、さまざまなバックグラウンドのスタイリストが在籍する同サロン。アジア系を中心に多彩な人種の髪を熟知していると評判で、幅広い客層が訪れています。最近は時間の希望に応えられないこともあるほど込み合っているので、日本での経験がありアメリカのライセンスを持つスタイリストも募集中です。
日本と比べて紫外線が強く乾燥しているうえ、水質が違うベイエリアでは、髪がパサパサになりやすい傾向があります。日頃からケアを続けてはじめてサロンでのトリートメントが活きてくると言うトシさんは、「月1回サロンでのディープトリートメントで満足する人も多いのですが、このエリアは乾燥しているので良くても1週間しか持ちません。普段のケアを怠ってサロンに来た時だけやっても意味ないです」ときっぱり。トシさんから普段から意識したいポイントを教えてもらいました。
プールで泳いだ後は上がったその場で消毒剤入りの水を真水でしっかり洗い流す、プールに入る前にコンディショナーをつけて洗髪しておくのも有効だそう。普段使いのシャンプーやコンディショナーは価格重視ではなく自分の髪質に合った物を担当の美容師に聞くのがベスト。市販品についても仕事柄、ヘアスタイリストはつねにリサーチしているそうなので、自宅でのお手入れ方法についても施術中にどんどん聞いた方がいいとトシさんはアドバイスします。
洗髪で気をつけたいのが流し残し。シャンプーやコンディショナーが頭皮に残ると毛穴を防ぎ薄毛の原因になることも。シャンプーのすすぎは泡立てた時間の倍が目安。コンディショナーは頭皮ではなく毛先につけて軽く流すようにします。日頃のケアは男性や子どもも同様です。ちょっとしたことを意識して健康な髪を維持して、思い通りのヘアスタイルを楽しみたいですね。