幅広い症状に対処できる専門家チーム

　ホリスティックヘルスセンターは、創設者で代表の南秀史郎先生により1989年にベイエリアで開院。現在は医師の数も増え、さらに幅広い治療を提供しています。今回は同クリニックの先生方をご紹介します。

遠峰健太郎先生

　スポーツメディスンとスポーツマッサージ、鍼灸が専門の遠峰先生は、約10年前から当院に勤務しています。鍼が苦手な人には刺さない「コンタクティング・ニードル」を使用するなど、個人にあった治療を目指しています。不安、うつ、生理前のイライラ、肌あれなどのPMS（月経前症候群）、不妊などにもトータルな治療を行っている遠峰先生は、「心と体は繋がっています。内面的なバランスを整えると体全体の状態も向上します」といいます。

アンドレアス・サイブラント先生

　カリフォルニアでも数少ない自然医学（ナチュロパシック・メディスン）の医師で、鍼灸、漢方、ホメオパシーが専門です。幅広い年代の人のさまざまな症状に、サプリメント、食餌療法、西洋の薬用ハーブ・中国の漢方薬処方などを行います。特に知識が深いのは消化器と内分泌器系で、専門知識に基づいた治療、食事カウンセリングも得意としています。「ホルモンバランスの崩れ、不妊についてもご相談ください」。

クリスチャン・サイ先生

　鍼灸、カッピング、マッサージ、漢方のほか、Tai Chi（太極拳）のインストラクターでもあるサイ先生。うつや睡眠障害、心身症などストレス症候群の患者さんにセラピーによる治療も提供しています。ゆっくり時間をとるセッションの初回は睡眠、家族の病歴、食事内容などを詳しく聞き、最後に太極拳の動きを一緒にすることもあるそう。「特に食べ物の『陰陽』は大切」というサイ先生は日本語も話せます。

ジヨン・ホー先生

　当院に来る前はカイロプラクターとして勤めていたホー先生。鍼とカイロを合わせたペインマネージメントが得意。患者にはスポーツをしているティーンエージャー、指や手首の腱鞘炎に悩む会社員やピアニストなどがいて、その他にはテニス肘、足首の捻挫なども多いそう。「韓国では小学生のころから子供の姿勢を気にして治療を受けさせるのが普通で、成長段階での姿勢はとても大切だと考えられているんですよ」。

ネタ・シャニ先生

　以前はIT企業の社員だったシャニ先生は、妊婦やベビー向けの鍼、マッサージで定評があります。妊娠中の腰痛、出産への不安解消や、帝王切開を避けたい妊婦さんのケアなども行っています。「IT社員だったときに患者として通っていた鍼医院で、すっきりした笑顔で帰っていく人たちを見て、『なんて素敵な仕事だろう』と思ったのがこの仕事についたきっかけ」というシャニ先生。母乳トラブル解消にも豊富な経験あり。

　当院メンロパークの受付には日本人スタッフがいるので安心。予約や治療について気軽に相談してください。