2012年にクリニックを開業した森田先生。その際、治療の方針、器具、設備などで自分の理想を実現したいと思い、一から自分でオフィスを作り上げました。「新しく綺麗なクリニックで、清々しい気持ちで患者さんに治療を受けていただきたい」という先生の気持ちどおり、白を基調にしたモダンで清潔感のあるオフィスではリラックスして気持ちよく治療を受けられます。
勉強会にも積極的に参加し、最新の治療について学ぶほか、他の医師との意見交換など、常に向上する努力を怠らない先生は、自分の勉強だけでなく、設備、スタッフなどすべてにおいて理想を追求します。たとえば、クラウンなどの作成を依頼する歯科技工士も、同院の治療方針とマッチする人を長い時間かけて見つけたといいます。歯科医でもあるその技工士さんについて、「artとscienceの両面で高いレベルを持つ方です」と、素晴らしさを語る先生からは、何事にも妥協しない姿勢がにじみ出ています。
「痛みなどどこか不具合があって来院する患者さんは、普段よりも生活の質が下がっている状態です。それを通常の生活の質に戻すだけではなく、もっと上の状態にして差し上げたい」という森田先生。歯科治療だけではなく、患者さん自身が自分の歯を把握して、健康的な状態を保つお手伝いをしたいといいます。そして、患者さんが求めるゴールに到達するために重視しているのがコミュニケーション。現状、治療、かぶせものの材質などの説明を行いながら、患者さんの希望も伺う。オープンな双方向のコミュニケーションをしっかり取ることで、ミスコミュニケーションのないように心がけているとのことです。

神経治療が必要な場合も、どうしてそのような状態になったのかわからないと、同じような症状を繰り返してしまう可能性があります。また中には、自分の歯はこういう歯だ、と思い込んでいる方も多いそう。「何歳であっても口内の状態を改善し、虫歯ができにくい歯にすることはできます」と森田先生。口内の健康は食生活、糖尿病、高血圧、喫煙など様々な要因と関係しています。先生は最新の知識や技術を駆使して根本的な原因を発見し、コミュニケーションをしっかりとることで、患者さんに自分の状態をよく把握してもらい、より健康的な生活が送れるよう努めます。
日本とアメリカでは治療の仕組みが違うところもあります。例えば、日本では一般歯科の医師がほぼすべての治療を行うのに対し、アメリカでは一般歯科医と専門歯科医が連携して、高度な歯科治療をより安全に的確に行うことを目指します。このような仕組みの違いを含め、コミュニケーションで壁ができないよう気を付けているとのこと。

口内の健康のためには、自分の身体について知り、毎日の生活を整えることが不可欠。信頼できる歯科医と一緒に適切な習慣を身に着け、生活の基盤を作って生活の質を向上させましょう。