杉村歯科医院の杉村先生は8月より、サニーベールのレミントン・ヘルスセンター内、カリフォルニア・デンタルスペシャルティグループでの診療を開始します。先生は以前にもこちらで診療していたことがあるそうで、オフィス内には詰め物や被せ物が1日で作れるデンタルラボがあり、インプラントのために必要な最新のレントゲン機器なども揃っています。「シリコンバレーの会社に勤めておられる方で、これまでサンフランシスコまで通って来てくださっていた、シリコンバレー周辺に住んでいる方々にとっても便利になると思います」と杉村先生。もちろん、サンフランシスコのクリニックで行っている虫歯治療、クリーニング、検診などの一般歯科治療もすべてこちらで受診することができ、新しい患者さんも歓迎です。

2006年からインプラント治療を提供している先生によると、このクリニックは歯を1、2本失ってしまったことでインプラントを考えている人にとって最適な環境が整っているといいます。特に3次元画像のレントゲン撮影は、体の周りから方向や位置を変えて撮影し、データをコンピュータ処理することで3次元の立体画像や断面図を作成。 インプラント治療には欠かせない、骨の厚み、神経・血管が通っている位置などを精密に把握するためのデータを得る目的で行われます。この機器がクリニック内に設置されていると、別の場所に行って撮影してもらう時間と手間が省けるだけでなく、担当する先生自身が撮影の場にいることでも安心できます。
同クリニックでは、コンピュータによって歯の詰め物や被せ物を設計・製作する、セレックシステム(CEREC)も導入されています。セレックシステムは、歯型の型取りをするときの不快感を味わうことなく、光学カメラを使用して歯をスキャンするだけで、詰め物やクラウンが作れ、ほとんどのケースで1回の通院で修復物がセットできるという特徴があります。上質なセラミックを使ったクラウンがクリニック内で作れるので、これまでの方法より短時間で治療が終わるとして、患者さんに喜ばれているといいます。セレックはヨーロッパやアメリカを中心に世界の歯科医院で導入されており、日本でも数年前からメディアや雑誌で取り上げられるなど注目されています。

杉村先生はサニーベールでの診療を予約ベースで行う予定で、曜日や時間などの希望に沿ってアポイントが取れるのも便利です。日本語での予約はこれまで通りサンフランシスコ・オフィスのMikiさんまで。先生との相談は無料です。クリニックでの治療以外にも介護施設などでの治療を10年以上続けている先生は、様々な年代の男女の患者を診ていて経験も豊富。インプラントをしたいけど治療に不安がある、費用は? 通院回数はどれくらいかなど、歯について気になることがあれば、ぜひ一度相談してみては。