チョコレートに秘められた
健康と美容効果
 Valentine's Day Special
バレンタインの贈り物といえば、チョコレート。チョコレートの原料で馴染み深いカカオ豆は、近年スーパーフードとして注目されている。選び方や食べ方次第ではエイジングケアや腸活にもつながり美容にも健康にもいい働きをしてくれる。美意識の高い方々の間で注目されているチョコレートをご紹介。
 
 チョコレートの有効成分 
 実はチョコレートが納豆と同じ発酵食品であることはご存知でしょうか。チョコレートの原料であるカカオ豆はカカオの実の種を発酵させたもの。マグネシウム、カルシウム、鉄分、亜鉛、カリウムなどのミネラルがバランスよく含まれているほか、食物繊維も豊富に含まれており、便秘改善や血圧抑制効果、代謝の促進効果も期待できるそうです。また、カカオ豆の加工工程で栄養成分が作られます。その中の有効成分にカカオポリフェノールとカカオプロテインがあります。カカオポリフェノールは高い抗酸化作用があるため、体内の活性酸素を除去しアンチエイジングなどの美容効果をはじめ、血圧低下、動脈硬化予防、アレルギー改善、脳の活性化などの効果が期待できます。加えて、赤ワインに多く含まれることで有名な植物成分、ポリフェノールの2倍以上の効果があるといわれます。カカオに含まれるタンパク質のカカオプロテインは、他のタンパク質に比べると消化されにくい特徴があり、小腸と大腸を通るときにカカオプロテインが水分を吸収しながら腸内の老廃物を集めてくれるため、腸内環境を改善し美肌効果が期待できます。

 「Bean to Bar」から「Farm to Bar」へ 
 アメリカが先駆けといわれる「Bean to Bar」はここ数年で定着し、ベイエリアのグローサリーストアやスーパーでは一般的に取り扱われるようになりました。製造者がカカオ豆からチョコレートになるまでを一貫して手がける「Bean to Bar」は、サンフランシスコ発のDandelion Chocolateやバークレー発のScharffen Bergerなどが代表的。厳選したカカオ豆を最大限生かすために素材や作り手のこだわりを重視し、様々な工夫がされています。カカオ豆の本来の美味しさを伝えるために添加物や香料などを加えていないことが特徴です。最近では、新潮流として「Farm to Bar」がトレンドになっているようです。カカオ豆の栽培農園から関わるというスタイルでショコラティエ自らが発展途上国へ足を運び、高品質なカカオを栽培するための支援や指導を行います。ミネソタ州に工場を置くK'ul Chocolateも「Farm to Bar」を採用しており、こちらが販売するチョコレート「Superfood Bar」は健康増進に効果があるといわれるターメリックや、冷え性や疲れなどの健康面をサポートするマカなどのスーパーフードを入れているほか、健康や美容効果が期待される70%以上のカカオが配合されています。同チョコレートは、Rainbow Grocery, Williams Sonoma, Berkeley Natural Groceryなどで取り扱われているほか、オンラインでも販売しています。
(www.kul-chocolate.com)


 身体喜ぶオーガニックチョコレート 
 食べて美味しいだけじゃなく、体にもいいことがたくさんのオーガニック。特に食への関心が高いベイエリアではチョコレートもオーガニックが主流。TCHO Chocolate、ChocXO, Dagoba Chocolateなどのチョコレートのパッケージにも表記されています。オーガニックチョコレートは、農薬や化学肥料、遺伝子組換え原料などを使用せずに栽培や加工が行われています。オーガニックは食べる側の安全・安心につながるだけでなく、生産者や環境にとてもやさしいものです。カカオ本来の栄養素をいただくヘルシーなチョコレートを、このバレンタインに自分へのご褒美としていかがでしょうか。

(BaySpo 2018/02/02号 掲載)

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