天井が高く明るい雰囲気のサロンはサンマテオダウンタウンの中心に位置し、食事やショッピングのついでに立ち寄れる絶好の立地にあります。オーナーのトシさんは日本で長年働いてキャリアを積んだ後に渡米。気さくな人柄で、髪のケアだけでなくトシさんとの会話を楽しみに長年通うお客様も少なくありません。個々で異なるライフスタイルに添うようにカットを施すので、希望や悩みなどなんでも伝えて欲しいといいます。忙しいから時間をかけずにキレイでいたい、なるべく長持ちさせたい、とついつい欲張ってしまう注文にも、「できるだけ応えます」とのこと。このサロンの客層は男性女性、小さなお子さん連れなど幅広い層が通いますが、最近では特に20代の来店が増えているとか。「流行に敏感な方が多いのでこちらも新しい技術をどんどん磨いています」とトシさん。他にもスタイリストは日本人をはじめとしてさまざまなバックグラウンドを持つスタイリストが在籍する同サロン。アジア系だけでなく多彩な人種の髪を熟知していると評判です。最近は時間の希望に応えられないこともあるほど混み合っているので、日本での経験がありアメリカのライセンスを持つスタイリストも募集中です。

紫外線が強く海も近いベイエリアは髪にとって意外とシビアな環境です。トシさんによると潮風は髪を傷める大きな原因のひとつ。髪のパサつきを防ぐためにもオーバーブロー(乾かし過ぎ)せず、なりたいスタイルや用途に合ったプロダクトを正しく使うようにしましょう。「きちんと行うことが髪を守るのにとても大切」という基本のシャンプー&トリートメントのコツは、@湯水で流せる汚れは先にしっかり流す。Aシャンプーで頭皮の汚れを落とし、泡立てた倍の時間をかけて流す。Bコンディショナーを付けるのは毛先、頭皮には極力付けない。逆にあまりおすすめしないのが短時間で済ませる傾向がある朝シャン。十分に流しきれなかったシャンプーやリンスの残りカスが頭皮に詰まった結果、抜け毛を引き起こす原因にもなるので要注意です。

また、プールで泳いだ後は上がったその場で消毒剤入りの水を真水でしっかり洗い流す、プールに入る前にコンディショナーをつけて洗髪しておくのも有効だそう。普段使いのシャンプーやコンディショナーは価格重視ではなく自分の髪質に合った物を担当の美容師に聞くのがベスト。市販品についても仕事柄、ヘアスタイリストはつねにリサーチしているそうなので、自宅でのお手入れ方法についても施術中にどんどん聞いた方がいいとトシさんはアドバイスします。日頃のケアは男性や子どもも同様です。ちょっとしたことを意識して健康な髪を維持して、思い通りのヘアスタイルを楽しみたいですね。