アスレチックトレーナー(ATC)の資格取得をきっかけに、アスレチックトレーナーとして出来ることに加え、「自分の手で治療出来るカイロプラクターになりたい」と、カイロプラクティック機能神経学専門医(DACNB)をはじめとした10以上の資格を取得した小池先生は、常に知識と技術を学び、力を伸ばすための努力を惜しみません。先日も新たにCertified Chiropractic Sports Physician(CCS)を取得したといいます。多種の資格を取得することは、「患者さん一人ひとりが必要としている治療に到達するための、手掛かりとなる引き出しを多く持ちたい」という思いから来ているそうで、現在はスポーツ・カイロプラクティックの学位(DACBSP)取得を目指して邁進中とのことです。

オリンピック選手団には、国ごとに選手サポートのためのメディカルチームが帯同します。2016年のリオ・オリンピックでは、メディカルドクターではなく、カイロプラクターのDr. William Moreauがアメリカのメディカルチームの総責任者を務めたそうです。カイロプラクターをトップに抜擢するということはメディカル界を騒がせる大きな出来事となり、医師からのバッシングも少なくなかったとか。しかし、カイロプラクターによるメディカルサポートは選手から高い評価と絶賛を得ることとなり、その後の平昌オリンピックでもチームDr. Moreauが続投となりました。怪我をしてしまった後の応急処置や治療はもちろんのこと、怪我をしない身体を作るためのメンテナンス方法などを積極的にアドバイスしていったDr. Moreau。こうしたアプローチによって選手のパフォーマンスが上がったという確固たる実績を出し、カイロプラクターの評価を高める結果となりました。
原因がはっきりしない不調に「隠れ(遅発性)アレルギー」と呼ばれるものがあります。原因となる食物を摂取してから数日後に体内で慢性的な炎症を引き起こすメカニズムで、反応が出るのが遅れること、食物の特定が難しいことからこのように呼ばれています。しかし、一般的にはまだ認知されていないため、多くの場合これらの不調は原因不明とみなされてしまいます。同クリニックでは、IgGアレルギー検査や寄生虫・細菌感染DNA解析検査によって隠れアレルギーを調べることが可能。その結果をもとに、食事療法や、医療機関だけで手に入る安全で高品質なサプリメントを用いて、身体の不調を体内から改善することが出来るといいます。

スポーツが大好きな小池先生は、JYSOという日本人の子供向けサッカー教室でコーチ兼メディカルスタッフを務めるほか、先日開催されたシリコンバレー大運動会の実行委員や、草野球大会での医療ボランティアなど、地域の活動にも積極的に取り組んでいます。このように、First Aidの資格を持ったドクターとしての力を日常生活においても地域に還元している小池先生。優しさとパッションに溢れた小池先生は、今日も走り続けています。