開院して30周年を迎えるHolistic Health Centerの南秀史郎先生は、世界一険しい波「マーベリックス」に挑む唯一の日本人プロサーファーという背景を持つ鍼灸師です。動的で陽なサーフィンと静的で陰な鍼灸という一見真逆な印象を受ける両者ですが、南先生は「施術によって気と気の交流をはかり、患者さんの停滞した気を動かすことではね返って来る邪気(病気など)を、太陽からのエネルギーや、海(水)によって浄化させるサイクルなのです」と語ります。また、技術だけでなく自身の生活を磨くことにも重点を置き、早起き、運動、正しい食生活などを通して健康管理をしているのだそうです。渡米当時に始めた空手では全米大会に優勝した経歴をもつ有段者で、「サーフィン、鍼灸(東洋医学)、武道」の3本の矢がコアとなって先生のパワーバランスを形成しているのだとか。先生のはつらつとした出で立ちには「無言の説得力」があり、「この先生にならお任せできる」と患者さんから厚い信頼が寄せられているのにも納得がいきました。

クリニックを訪れる患者さんは、肩こり、腰痛など直接的な痛みの改善、ぎっくり腰やムチ打ちのように即効性のケアを求める人々だけでなく、開院当時から30年近く定期的に通う94歳のおばあちゃんや、10年、20年以上とメンテナンス通院をしている患者さんが、全体の70%を占めるのだそう。予防医学を最も得意とする南先生は、「気を巡らせることで免疫力を高めて自然治癒力を引き上げ、多くの疾患を薬に頼ることなく改善する事ができる」状態を目指しています。「未病」という、まだ病気として発症していない段階で、病気の芽を摘むことを、@栄養学 A運動療法 B養生法といった知識をもとに施術、指導しているのだそう。具体的な対処としては、鍼灸、漢方、ニュートリションカウンセリング、アスレチック運動療法など患者さん一人ひとりの症状に対し最適な方法でアプローチ。健康を身体の内側から維持する予防医学を、自身のトレーニングとバランスの取れたライフスタイルを通じて実践している南先生。還暦を目前にする今でもビッグウェーブに挑み続けているという実績が、先生の施術の効果を物語っている印象を受けました。

せっかくの人生に、「情熱をもった生き方を見出し、その意義を感じて欲しい」と願う南先生は、80歳まで現役で仕事を続けたい! 92歳までサーフィンを続けたい! と情熱に溢れています。平均寿命が延びる昨今では、その間に10年の開きがあると言われている「健康寿命(医療や介護に依存せず、自立した生活ができる期間のこと)」をいかに引き上げることができるかが多くの人の心配事。南先生は、「当院で実施する東洋医学のメンテナンスを、年に2回の歯のチェックアップ・クリーニングを習慣化するのと同じように取り入れて、そのギャップを埋めていってほしい」と語ってくれました。病気になってから病院に通うのはなく、予防医学を実践することの価値は、長く通ってくれる患者さんからも感じ取ることができると言います。
同院には日本人スタッフがいるので、電話でも大まかな施術内容、治療期間や料金などについて案内してくれるので安心です。鍼灸やカイロなどに適用される保険もあるので、まずは一度、相談してみては。