「ワールド大山空手」ではJUST SWEAT!をスローガンに掲げている通り、生徒全員が一緒になって一緒になって汗を流すことが大切。。と語る斎藤先生。1時間のクラスでは基本の突き、蹴りなどの型から、実践形式で人と組んでの突き、蹴り、受けなど休むことなく集中して行われ、運動量がとても多いため汗もたくさんかくのだとか。また、普段の生活の中ではなかなか大声をだす機会はありませんが、道場では大きな声をだすことが奨励されています。そして大声をだすことで発汗も促され、身体も自然とより引き締まってくるんだそう。「集中して取り組み、大きな声を腹から出して、たくさん汗をかいて全てを出し切るとストレス発散にもなりますよ!」と笑顔で話してくれました。
「武は姿なり」という言葉にも現れるように、空手の基本の一つに立ち方があります。姿勢が良くないと突きや蹴りに勢いがつかずバランスも悪くなるため、まずは意識して骨格や姿勢をただすことから始まるのだそう。また、姿勢が良いと深く腹式呼吸ができるようになるため、大きく吸った息をパッと瞬間的に短く吐かせることによって自然に大きな声が腹部から出て、空手の「気合」となるそうです。また、体幹も空手にとって重要な要素。正しい型を正しい動きでやることで、稽古をしているうちに自然と体幹が鍛えられていきます。棒や武器などを使用する稽古では、体幹を鍛えないと棒や武器を振れず、振られてしまう形になります。そのため稽古を通じて腹筋や背筋がかなり鍛えられ、入門から3カ月後、半年後と身体の変化を顕著に感じることができるのだとか。体幹が鍛えられることで体全体の代謝が上がり、身体の内側からの健康促進が期待できるようになります。

道場に通う生徒は年齢層もとても幅広く、初心者の方から黒帯有段者まで在籍。生徒はお子さんが中心ですが、送り迎えで道場に伺い、楽しそうに真剣に取り組むお子さんを見ているうちに自分もやりたくなって始める親御さんも多いのだとか。なかには孫と一緒に通う70代の方もいるそう。「昔の情熱が蘇ってきたとおっしゃって入門されました。毎回興奮してイキイキされていますよ」とのこと。空手の稽古を通し年代も性別もミックスされた世代間のコミュニケーションが取れることは、礼儀や作法が身につくととともに、より広い視野で物事を捉えられるようになるのだとか。また、実践形式の空手を行う場合では、自分をコントロールできないと相手をコントロールできない、と話す斎藤先生。「自分の気持ちや身体の状態とまず向き合い、しっかり見極めた上で自分をコントロールできるようになることで、組手の中で相手をコントロールできるようになるんです。まずは自分の状態と向かい合うことが大切ですね。」と語ってくれました。

道場では初心者でも取り組めるよう、斎藤先生をはじめインストラクターのみなさんが細かく生徒を指導しています。どこが苦手なのか、どこでつまずいているのかを注意深く見ているからこそできる、生徒自身が乗り越えるべき課題が出されます。それに挑戦し、乗り越えられた喜びを重ねて、自分の限界を少しずつ広げていくことができ、モチベーションに繋がる方が多いのだそう。あなたも全身を使って汗をかき、身体と心のバランスを整えに道場へ足を運んでみてはいかがでしょう。