一歩店内に入った途端に日常の雑踏を忘れさせてくれる空間は、アロマの香りとハワイアンなBGMによって迎えられるPono Hair Salon。お店の名前である「Pono」とは、ハワイ語で調和、ポジティブな思考、本来のバランスの取れた状態、幸福という意味を持ち、Ponoに秘められた思いをオーナーじゅんさんをはじめスタッフが演出、提供しています。じゅんさんは、ヘアスタイリストとして日米通算25年以上の経験を持ちながら、今でも定期的に日本へ出向き(年1、2回)講習会に参加して、日進月歩なヘアサロン業界の技術と知識のアップデートを欠かしません。取材に伺った日は日本から戻った直後で、「とてもいい勉強が出来ました!」とにっこり。同店には新しくアシスタントにMaiさん、そしてハワイでのサロンワークの中でも特にデザインカラーが得意なスタイリストのMayoさん(取材日は夏休みで不在)が加わり、丁寧な接客と豊富な経験がお客様から信頼されるスタイリストのしなこさん、シャンプーのテクニックが抜群と絶賛されるアシスタントのベートーベンさんの5人のスタッフでサロンを支えています。
ヘナ・ハーブ・アンモニアフリー&低ジアミンカラー等、髪と頭皮にやさしいカラーメニューを取り揃えつつ、脱白髪染めに向けてのステップカラーや旬なトレンドを取り入れるスタイルが得意な同店では、ベイスポ読者のためだけに最新のデザインカラーのプロモーションを作ってくれました。詳細は当コラム左下をご覧ください。

パーマやカラーなどケミカルを使う施術は特に丁寧に、髪の毛の状態を見ながら施されます。お客様一人ひとりに「理論、ツール、技術」を駆使し、髪の毛を思いやりながらパーマのかけ方を調節する方法が用いられるようです。しかし、お客様からケミカル施術を希望されてもダメージの状況によっては「お断り!」することがあるそうで、そこにはじゅんさん自らも「傷んでもいいからパーマやカラーをやりたい」とデザイン重視で無理をした結果ハッピーにはならなかった苦い経験に基づいているのだそう。お客様との長いお付き合いを望むじゅんさんならではの対応であり、そんなお人柄が人気の鍵となっているのだと感じました。
また同店では厳選された日本製のプロダクトを揃えていて、通常のカラー剤に含まれるジアミンにアレルギーがある人や、なるべくケミカルを使いたくないという人のために、アメリカのサロンでは珍しいヘナやハーブカラーが取り入れられていて、目的や頭皮や髪の状態、個々に合った施術とヘアケアを提案してくれると好評です。

ママの施術を待つお子さんが退屈しないよう、絵本、おもちゃ、DVDが観られる設備が整う気配りがされているので、お子さんはお気に入りのDVDを見ながらカットを受けられたり、ママと隣同士で同時に施術を受けることが出来るのはスタッフが多い利点。予約は電話やメールでも受け付けていますが、同店ウェブサイトでは、施術メニューとスタイリスト指名の入力から、空きスペースを確認できる便利な予約システムを利用することも可能です。
夏の乾燥と日差しからダメージを受けてしまっている今の季節に、和気あいあいとした癒しのサロンで髪の毛のメンテナンスをしてみては。