ヘアスタイリスト歴20年というSumieさんは、頼れるヘアスタイリストとして、本紙でも幾度となくヘアケアやスタイルのアドバイスをしてくれています。多くの女性を美しく変身させてきたSumieさんですが、実は男性のお客様も多いそう。
女性のカットでもショートカットを得意とするSumieさんには、男性からも「知らない人にどこで切っているか聞かれた」などのコメントが寄せられます。理由はやはり日本で磨いた技術にあるよう。「日本人には日本人の毛の生え方に合った切り方があります。毛質や、どこに(毛)量が多くどの部分がどう生えているかなどを配慮しながら切っています」とSumieさん。ヘアケアで男性によくアドバイスするのは「(妻など)女性と同じシャンプーを使わないこと」だそう。もともと油分の多い男性の頭皮に女性向けのしっとりしたシャンプーを使用した結果、全く元気のない髪になっている人が実に多いのだとか。

Sumieさんはまた、ティーンエイジャーやキッズのカット経験も豊富です。オシャレに敏感なティーンですが、服には気を使うのに、男女ともに髪をしっかり洗えてないことがとても多いそうです。油分が多いので匂いも気になります。「傷つかないように伝えるのは気を使いますが、周囲に言われるよりも、(髪の状態を)見てわかる私が教えてあげたほうがいい」とSumieさんは言います。また、4歳以下の幼児の場合、気をつけたいのは無理に押さえつけてカットしないこと。後々トラウマになってしまうそうです。「まずは両親のカットを見せておくといいです。ヘアスタイリストにも慣れるし、痛くないということが分かり、自分から切りたいと思うようになります」とのこと。

ヘアサロンに行ってがっかりしないために大切なことは、まず自分の持っているものを受け入れることだとSumieさんは言います。「自分に無いものに憧れる人が多いのですが、自分の髪質や毛量に合った髪型にしたほうが、もっと自分を好きになれる気がします。」また、最近日本でも、あえて白髪を染めないグレーヘアが見直されています。ハイライトを入れてグラデーションを出すなど楽しむ人もいるそう。グレーヘアだとファッションも赤など華やかなほうが血色もよくみえるので、合う服も変わるよう。染めるのをやめてグッとオシャレ度が増した人も結構いるのだとか。もちろん染めたい場合も、ぴったりのヘアマニキュアがあるそう。最近入荷したhoyuの「GLAMAGE」は、しっかり染まるのに刺激が少ないので、肌が弱いけど染めたいという人にも良いのだとか。
髪の毛を見ると(その人のコンディションや時々性格までも)大体わかってしまうというSumie さん。自分と家族のヘアについても相談してみては。