本来あるべき力を取り戻す

　文明の発展によって得られる便利は、人々の暮らしが豊かになり、スマートフォンから楽々とあらゆる情報がキャッチ出来たり、医学の進歩でかつての不治の病が治ったりとさまざま。しかし同時に、ストレス、冷え、疲労などの理由から体の免疫力が低下し「悪い症状」が現れてしまうのも現実。その症状に効果的な薬がほとんどないために、「仕方ない、こんなもの」と我慢・放置してしまいがちになるため不安神経症、うつ、内臓疾患などの病気を引き起こすことに繋がってしまう危険性も多いと説明してくれました。人間には本来「自己治癒力」というかけがえのない力があるにもかかわらず、免疫力が低下するとその能力を失ってしまう残念なことに。鍼灸治療によって気（エネルギー）を開き活性化させることは、血液や体液の流れが整い免疫力を高め、自己治癒力を引き上げて健康な身体が作られるというメカニズムで症状を改善できるのだそう。ある意味我慢強い患者さんが多いことに心を痛める浅尾先生は、「悪い症状」を感じた時は、早めに適切なケア・メンテナンスを施すことで病気を未然に防いで欲しいと願っています。

最新の美容器でリフトアップ

　鍼灸の効果で期待できるアンチエイジングとして、以前から「美容鍼」に通う患者さんも多かった同院では、この度日本より「ビューティー・ライザー・ブレス」を導入したとのことで浅尾先生にお話を伺ってみました。ビューティー・ライザー・ブレスとは、美容神経解剖学による鍼治療を学んだ美容鍼灸師によって開発された美容機器。鍼の理論をベースに表皮だけでなく、真皮まで奥深くマイクロコラーゲン、マイクロヒアルロン酸やその他の栄養素などを届けることが出来るので、更にその下の皮下組織、筋肉層にまで安全に働きかけリフトアップなど即効性の効果が期待できるので、数回の施術でビフォーアフターの変化を実感できる方が多いそうです。また、顔の皮膚と繋がる頭皮からのアプローチで、額、目尻やフェイスラインを引き締めるだけでなく、育毛効果も期待できる施術はぜひ一度体験してみたいですね。

統合医療の効果

　同院には癌治療の副作用に苦しむ患者さん、手術後のフィジカルセラピーに通っていても痛みが緩和されない、痛みを治すために受けた治療（投薬、ステロイド注射など）に効果がみられないという患者さんがダメ元で訪れるケースも多いのだそう。浅尾先生は病歴などの問診、臓器の状態を反映する脈や舌などから分析する「悪い症状」に、カウンセリングや東洋医学の多様な治療（施術）でアプローチして症状の改善に挑みます。「嘘のように痛みが和らいだ。」「希望が持てました。」などの声が寄せられることが至福の時であり、更に東洋医学を突き詰めたいと感じる瞬間なのだとか。「西洋医学vs東洋医学」と敵対するのではなく「西洋医学・東洋医学のいいところを取り入れる統合医療こそが、痛みや不調を改善できる最善の治療になる。」と浅尾先生。鍼灸治療の認知度、信頼度は年々高まっていて、ドクターからのリコメンデーションで同院を訪れる患者さんが増えていたり、アメリカでは多くの保険が適用されることからも、鍼灸が医療として認められている実績を感じ取ることが出来ました。