サンマテオで同サロンを開業して1年と少しというオーナーのマキさんは、異色の経歴の持ち主。結婚後、パートナーの関係で渡米したのち、15年近く経理担当として企業に務めるも、「もっと違う仕事がしてみたい」とずっと考えていたそう。ある日、自身のコンプレックスでもあった「眉毛の薄さ」を解消するために試したアートメイクに感動を覚え、そこから一念発起。有給を使ってアメリカからアートメイクの本場・韓国へ単身飛び、ブートキャンプに参加してアートメイクの資格を取ったそう。「最初は趣味のつもりでしたが、会社員をやめたのをきっかけに自分でサロンを始めることになりました。」と話すパワフルなマキさん。

肌の一番上の表面、約0・1ミリほどに針を使って色素を入れていくアートメイク。タトゥーとは違い表面のみに施すため、少しずつ色が薄くなっていきます。一度定着するとその効果は2〜3年持つと言われ、初回の方でも一度タッチアップを行うと自然な色がきちんと定着するのだそう。「落ちないメイク」として芸能人やモデルにも人気の高い施術です。眉、上下アイライン、リップカラーのアートメイクを提供している同サロンでは、「ソフトパウダー」という手法を採用。カミソリのようなもので1本ずつ毛のインクを入れていく「マイクロブレーディング」とは異なり、細い針を使用した電子機器でパウダーのように点状に色を入れていく同技術を使用することで、ふんわりとした、より自然なアートメイクが可能になるそう。
眉の形やアイラインの入れ方、唇の色などは、顧客の希望を聞いた上で、実際の肌の色や毛量、顔立ちなどと合わせてマキさんが丁寧にカウンセリングしてくれます。また、同サロンは施術後の60日以内のタッチアップ(お直し)が無料。「初回だとなかなか定着しなかった色も、タッチアップをしたらきれいに入るようになったというお客さんもいらっしゃいます。」アフターケアまで込みというのは、嬉しいポイントです。

コロナパンデミックの影響で、外出時のマスク着用必須が長引きそうなベイエリア。ファンデーションや口紅など、マスクが触れる部分のメイクをためらっている方も多いのでは。そんな時こそ、ぜひアートメイクがおすすめなのだそう。口紅がわりにアートメイクを施せば、マスク着用でなかなかメイクアップがしっかりできない時でも、常に希望の唇の色をキープできると好評なのだとか。マキさん自身も「地震やなにか有事の際に、眉ペンを持って逃げなきゃいけないのは嫌だ」という思いからアートメイクをしようと決意したというほど、楽&時短なのは言わずもがな、マスク着用が必須な今だからこそ、試してみるのもよいのでは。また、唇の左右の形をシンメトリーに補正する、日焼けで上下の色が違ってしまった唇の色を揃えるなどの悩みにも対応しているとのこと。
カリフォルニア、中でもサンマテオカウンティーは針を用いた施術への管理がとても厳しく、針ごとに記載されたシリアルナンバーにて厳密に衛生管理されているのだそう。また、同サロンでは施術室も1人ごとにクリーンアップするなど、徹底した消毒が行われています。「針を扱うため、パンデミック前から消毒と衛生管理には徹底して注意を払っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。」と、笑顔で話してくれました。