COVID-19によるパンデミックが続く中、歯科医に行くことに抵抗を感じ「歯が痛い、詰め物が取れた」など急を要する場合でもない限り、定期検診を先延ばしてしまっている人が多いようです。しかし未だ終息の兆しが見えない状況では、先送りにして回避できるものではありません。同院では感染予防対策を行い、来院される患者さんにも感染予防のガイドラインを徹底して診療に取り組んでいます。こういう今だからこそ! とFeng先生は「定期検診の重要性」について語ってくれました。定期検診を受けるメリットは、虫歯や噛み合わせの問題などを早期発見して治療を受けることが出来るだけでなく、大きな病気であっても痛みを伴わないせいで自覚症状がない病気を見つけることが可能です。先日は、定期検診のレントゲンに写った影を心配し、口腔外科が専門であFeng先生の元にトランスファーされた患者さんの治療と手術を行ったところ、歯茎の中に出来たピーナツ1・5倍大のシストが腫瘍だったと分かったのだそう。周囲へのダメージはなく悪い部分は取り除けて腫瘍のバイオプシーも良性だったので、今後はフォローアップ対応をしていくようですが、定期検診のおかげで気づけたことに患者さんだけでなくFeng先生も安堵されたというエピソードが。
また以前治療した歯と詰め物の間に出来た隙間から再度虫歯になってしまったり、根管治療をしたクラウンの下の歯にヒビがはいってしまったりなど、過去に治療した歯は永遠に大丈夫ということでないので、改めて定期検診の重要性を認識させられました。

台湾とアメリカで豊富な経験を有しているFeng先生は、インプラント治療に30年以上の実績があるスペシャリストです。インプラント治療を行う上でFeng先生が最も大切にしていることは、コンサルテーションとフォローアップ。コンサルテーションで患者さん一人ひとりの健康状態と口腔内全体の状況を詳しく把握してプランニングが行われます。またフォローアップでは患者さんによる日々のメンテナンスの大切さを徹底的に指導して、患者さんの意識を高められるように促しているのだそう。何故なら、インプラントの歯は神経がないため、虫歯になって痛くなることがない代わりに、歯周病などのトラブルにも気づくこともできないので、最悪な場合は支えている骨の喪失やインプラントの脱落が引き起こされてしまうことがあるからです。
その他にも、口腔中で歯(歯列)と同じように大切な「歯茎」を整えることができる技術も持つFeng先生。見た目を整えるのはもちろん、むき出しになった歯根は虫歯になりやすく、水がしみるなどトラブルに繋がりやすいため、「歯茎の再生」は、とても大切。同院では新しい材料であるメンブレンを使って対応することで、手術時間が短いだけでなく術後の回復も早いことから、駐在員としての赴任中にこの手術を受ける患者さんも多いのだそう。

Feng先生の評判は口コミで広がり、今や多くの日本人患者さんが通う同院。日本語を話さないFeng先生ですが歯科の知識の高い日本人スタッフが常駐しているので、予約や保険の相談はをはじめ、専門用語の多い口腔外科手術の治療方法なども日本語で説明してくれるので安心して治療に臨めます。