パンデミックの影響で長らく休業を余儀なくされていましたが、9月中旬にアウトサイドにて、22日よりインサイドにて営業を再開。こんなに長い期間お休みしたことはなかったと言う大野さんは、「本当に再開できてよかった」と話します。
営業再開にあたっての感染対策は入念に。来店するお客さんには入り口で検温、手の消毒、マスクの着用を必ずお願いしており、施術の際には使い捨てのケープを利用。座席の間隔も間引いて半分に設定し、座席によっては仕切りも導入しています。また、一人の施術が終わるごとに、ハサミやブラシ、コーム、椅子などお客さんが触れたところは全て消毒を行っています。シャンプーなどで濡れた場合のために、替えのマスクも用意。徹底した感染防止対策で、お客さんとスタッフの安全に配慮しています。

多くのお客さんが「美容院にいくのは久しぶり」ということを受け同店では、メンテナンスに時間がかかるだろうと、通常よりも一人あたりの予約時間を30分長めに設定しているそう。また、カットやカラーも含めて美容院がご無沙汰、という人には、これを機にぜひ新しい髪型に挑戦して欲しい! とのこと。中でも、白髪染めを繰り返している方に大野さんがオススメするのは、地毛を活かした「グレイヘアー」。日本人の白髪は少し黄みが入った方が多く、そこに補色を入れて色を整えることで、綺麗なプラチナになるのだそう。「お客さん一人ひとりの髪色や髪質に合わせて、色のバランスを整え、ローライトを足すなどでかっこいいグレーヘアーに仕上がりますよ。全部を真っ白にするのではなく、個性を活かしながら素敵なイメージチェンジをご提案します。根元が伸びている今だからこそ思い切ってグレーヘアーにトライして欲しいですね。」とにっこり。

リピーターや遠方からのファンも多く、予約が必須の同店ですが、空きがあればウォークインも大歓迎とのこと。「モールに来たついでにフラッと立ち寄る、という方は減っているように思いますが、髪のメンテナンスだけでなく、リフレッシュという意味も含めてヘアサロンを利用して欲しい。予防対策バッチリでお待ちしております!」
東京の各サロンとは、直接行けないまでも密にやりとりを行い、感染予防の対策やスタッフケア、お客さんの傾向や人気のトレンドなど常に情報交換をしているという大野さん。細かくアップデートを共有することで、サンフランシスコと東京、両方で変わらないクオリティーのサービス提供を行っています。「スタッフもみんな戻ってきてくれたし、再開できるとなった時はなんとも言えない喜びがありました。今後、多少生活様式は変わっていくかもしれませんが、それでもお腹は空くし髪は伸びます。ぜひ気軽にお越しください。」と笑顔で語ってくれました。