韓国で親しまれている「お茶」といえば、まず最初に浮かぶのは「コーン茶」ですが、今、茶葉を使わない様々なお茶が注目されているのをご存知ですか? ホームオフィスで仕事をしたり、在宅時間が長くなっている今、身体も温まりリラックス効果もある「お茶」美容がじわじわ人気となっているそう。早速、調査してきました。

ゴボウ茶はその名の通り、細かくし乾燥させたゴボウを焙煎して作られるお茶で、昔からアジア圏で親しまれていますが、最近その美容効果に注目が集まっているお茶のひとつ。ゴボウ茶にはさまざまな成分のうち水溶性食物繊維の「イヌリン」が含まれており、これには糖の吸収を抑える働きがあります。また、余分な水分を排出する効果もあるため、むくみの改善にも効果的と言われています。また、ゴボウ茶には高麗人参にも含まれる「サポニン」という成分も含み、抗酸化作用や免疫力向上に役立つと言われています。脂肪やコレステロールを分解し、吸収を抑える効果も期待できるため、我慢せずに健康に痩せられると話題になっています。特に、寒くなり代謝も落ち、運動不足になりがちな今の時期にはぴったり。ゴボウは食物繊維が多いため、そのまま食べると消化がしづらいという方もいますが、ゴボウ茶ではその心配はほとんどないそうです。ただし、ゴボウに含まれる「アルギニン」は女性ホルモンの分泌を促すとされているため、女性ホルモンと関わりのある病気を持つ方は注意が必要です。

| 呼吸器系に効果があると言われる「桔梗(キキョウ)茶」 |
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日本では絶滅危惧種となっている桔梗。その根は、喉に良いとされ、咳、喉の腫れなど、鎮咳去痰作用や呼吸器系に効果があると言われています。韓国語で「トラジ」と呼ばれ、キムチやビビンパにも使用されるため、その名を耳にしたことがある方も多いのでは。桔梗の根には鎮咳の他、免疫を活性化させる働きがあるとされ、風邪や喘息、ストレスなどで免疫が弱くなった人にも良いと言われています。桔梗の根を煎じたものに、梨や蜂蜜などで甘みをつけたものが人気だそう。ただし、根に含まれる成分であるサポニンには副作用があるため、持病がある方は服用前に専門医への相談が推奨されています。
Cassia seed(決明子・ケツメイシ)のお茶、ハブ茶は、テレビCMなどで名前を聞いたことがある方も多いのでは。玄米やドクダミなどと一緒にブレンドされていることが多いですが、ハブ茶単体でもその健康効果に注目が集まっています。目の健康維持に欠かせないビタミンAを豊富に含み、目の充血や後天性の夜盲症、眼精疲労への効果が期待できるのだそう。また、ハブ茶に含まれるアントラキノン誘導体には、肝臓の働きをサポートし、コレステロール値を下げる作用も認められています。また、更年期障害に伴う症状を改善する報告もあり、手軽な方法として注目を集めています。
ほかにもゴーヤ茶やタンポポ茶、紫コーン茶など、数多くのアジア系茶葉を扱う同店。自分でブレンドして煮出す本格的なものから、手軽に飲めるティーバッグのものまで幅広く扱っています。在宅時間が長くなるこの冬、自分の体調や気分に合わせて手軽に楽しめる「お茶」美容を試してみてはいかが。