昨年10年を迎えた気功院では、クリニック治療だけでなく開業当初からベイエリア各地で開催されている気功体操クラスが大変人気。コロナ以前はサンノゼ、オークランド、パロアルトなどベイエリア各地で行っていましたが、パンデミック以降はZoomでのオンラインクラスにシフト。場所を問わずに参加できるようになったことで、以前より多くの生徒さんが参加してくれるようになったそう。内藤先生曰く、「元々クラスの生徒さんは平均年齢70代だったため、当初はオンラインへの移行に少し不安もありましたが、そんな私の心配をよそに皆さん変わらず参加してくだっています。逆に、外出を控えているというシニアの方からは、自宅から簡単に参加できると感謝されています。また、どなたでも参加できるようにしていることもあり、以前より高頻度で参加してくださっている方も。自由度が増したことで皆さんのペースで習慣化してもらえていることが嬉しいですね。」中には、口コミで聞いてシアトル、ポートランドから参加されている方もいるというほど人気なのだとか。
今後はジムのリオープンに合わせて徐々に対面でのクラスも再開予定だそうですが、並行してオンラインも継続していく予定とのこと。参加は基本無料、ドロップイン形式というのも生徒さん思いです。

東洋医学の考えでは、メンタルの不調はかならずフィジカルにも問題があると考えるそう。パンデミック以降、「腰痛と鬱の症状の方が格段に増えた」と話す内藤先生によると、在宅勤務や在宅時間が長いことによる座りすぎや運動不足が、メンタルの不調にも密接に関わっているとのこと。「もともと人間の身体の作りに、座るという動作は適していません。長時間座ると身体のどこかに不調が出るのは自然な流れです。また、座っていると横隔膜によって肺が圧迫され、息が吸いづらくなり酸素の取り込み量が少なくなってきます。そうすると抑圧的な心情を感じやすくなると言われています。30分から1時間に一度は両手を上にあげて伸びをし、肋骨を広げて大きく深呼吸しましょう。それだけでも頭がしゃっきりするはずですよ。」と笑顔で話してくれました。また、その逆もしかりという内藤先生。例えば、ウイルスを怖がることで気が下降し元気がなくなると、腎臓が疲れ身体の水分が滞る。すると体温が低くなり身が硬直し免疫力が低下。それにより唾液が少なくなると口喉にウイルスが付着しやすくなり感染しやすい状態になるのだそう。「怖がる精神状態とウイルスの相性は悪いんです。恐れすぎずに正しく気をつけ、人間の身体が本来持っている『治す力』をしっかり鍛えることが大切です。敵はコロナだけではないですからね。」と教えてくれました。

内藤先生の気功治療は身体が不自由で動くことが困難な方、産前産後で外出が大変な方にも対応出来るよう、ベイエリア広範囲での出張治療も可能。不調を感じたら「仕方がない、年齢のせい」などと諦めたりしないで、内藤先生に相談されてみてはいかがでしょう。