世界的なパンデミックとなったCOVID-19による日常の変化は、病院にかかることも躊躇させられることになったコロナ禍となり、年に2度の歯科検診など定期的な習慣を先送りにしてしまっている方が多いのが現実のよう。しかし定期検診の大切さは、早期発見・早期治療の観点からみても重要であることには変わりなく、ワクチン普及の効果で感染率が抑え込まれている今こそ、チェックアップの良い機会と杉村先生。6月15日よりコロナの規制が大幅緩和されたカリフォルニア州ですが、引き続きエアフィルターを常時稼働させ、予約の間隔に余裕を取り消毒や換気を行い、患者さんの来院時には検温をするなど徹底した対応がされていました。

インプラント=高額という印象を持たれがちですが、日本と違いアメリカの保険はプランや保険会社によってカバーされる内容が違います。日本の保険ではカバーされない場合がほとんどの、インプラント、歯列矯正、セラミック治療などもアメリカの保険ではカバーされることが多いので、自分の歯と同じように噛むことができ、入れ歯のような違和感がないインプラントの利点が際立つのだそう。インプラント治療の方法はさまざまで、数本だけ残った歯の根っこ、または埋め込んだインプラントを支えにして、取り外し式の総入れ歯を安定させるオーバーデンチャー、高齢によって神経筋機能に衰えがみられる人、入れ歯の使用自体が困難な人(口への出し入れが難しい、入れ歯をなくす、入れていることを忘れるなど)に固定ブリッジをしたりと、ケースに応じた治療方法がチョイスがされるのだそうです。

最新の設備が整う同院では、3次元レントゲンで撮影しコンピュータ処理された立体画像や断面図から、インプラント治療で重要となる骨の厚み、神経・血管が通っている位置などを精密に把握するデータに基づいて、歯の根の代わりとなるインプラント部分が挿入されます。
またコンピュータによって歯の詰め物や被せ物を設計・制作するセレック(CEREC)も導入。光学カメラによる歯のスキャンニングでクラウンを設計し、CERECからポーセリン(磁器)のクラウンが削り出されます。この時点で出来上がったクラウンは薄い紫色をしていますが、次の行程で患者さんの歯の色に近づける色調整を行い、専用オーブンで1時間半ほどベイクすると完成です。CERECの全行程はわずか4時間あまりで、1日で型取りからセッティングまでを行えるので仮歯の必要もないのだそう。子どもの頃に虫歯治療をした詰め物のアマルガムやメタル製のクラウンは、経年と共に歯と詰め物の間にギャップが出来て虫歯の原因になるケースも多いとのこと。痛み出す前に、見た目にも美しく機能性も高いポーセリン製クラウンに変えてみてはいかがでしょう。
杉村先生とのカウンセリングは無料で対応してもらえるので「インプラントに興味があるけど治療や費用に不安がある」「治療期間はどのくらい必要か?」など、歯について気になることがある方はぜひ気軽に問い合わせてみては。