日本政府では、2020年に農林水産品・食品の輸出額を1兆円（2012年約4500億円）とする目標を掲げ、日本からの「食」の輸出に力を入れています。今回は、ジェトロ・サンフランシスコの関わっている事業を３つご紹介します。

�@NIPPON GOCHISO SELECT
　11月13日号で「グルメじじぃ」さんから詳しくご紹介頂きましたが、「料理好きのテーマパーク」とも言われるほど豊富な食材が揃う人気スーパーマーケット「バークレーボウルウエスト」にて、年末までの予定で40種類の選りすぐりの日本の食材を販売しています。おかげさまで関係者の想定を大きく上回る売れ行きで、すでに品切れに近い商品が出ていたり、試食コーナーが混雑するような状況です。販売は、期間中毎日実施していますが、試食は、サンクスギビングやクリスマスの混雑を避け、12月1日〜5、8〜12日の一部時間帯に再開予定です。また、今回販売（入荷）分は、売切れ次第終了となります。ご不便をおかけして申し訳ありません!　NIPPON GOCHISO SELECTのウェブサイトを検索していただき、お目当ての商品があれば、ぜひお早めにお買い求めください。

�AWinter Fancy Food Show
　来年1月16〜19日まで、サンフランシスコ市内で開催される、食のプロを対象とした全米最大規模の食品見本市です。ジェトロ・ロサンゼルスと力を合わせ、30ブース以上をジャパンパビリオンとして展開します。
　特に今年は、著名なアメリカ人シェフの力を借りて、日本の食材を活用したカリフォルニア料理のレシピ開発や試食デモなどに取り組む予定です。日本の調味料や食材を使いつつ、アメリカ人ならではインスピレーションでの新たな楽しみ方を、会場を訪れる食のプロ達に体験して頂きたいと考えています。多くのアメリカ人にとって未発見の味わいを体験して頂くことで、影響力のあるシェフなどにレシピの中に取り入れて頂ければ、日本料理以外も含めた、マーケットへの拡大に貢献できるものと考えています。そして、そうした新たな楽しみ方・調理方法を、日本の生産者側にフィードバックすることもまた、新たな商品開発やセールスに向けたヒントになるものと考えています。

�BFDA食品安全強化法（FSMA）対策セミナー
　食品の製造加工、包装、保管を規制対象とする食品安全強化法（FSMA）は、2011年の成立後、数次にわたるパブリックコメント等を経て、本年9月に最終化されました。米国に食品を輸出する日本企業も規制対象となり、事業規模等によっても異なりますが、早ければ来年9月から適用される場合があります。
　これを受け、12月7日、北加日本商工会議所（JCCNC）との共催により、FSMAとはどのような規制で、どういう対応が、いつごろ必要になるのか、などについてご説明するセミナーを開催します。当初の定員を超えたため、会場を拡大して対応していますが、この記事でお知りになった方は、ご参加頂けない可能性もございます。ただし、ウェブサイトには常に最新の情報を掲載しており、セミナー終了後は、セミナー資料をご希望の方にお渡しできるよう、準備を進めています。ぜひこちらをご参考になさっていただき、上手に備えて頂ければと考えています。
　ジェトロではこの他にも、様々な事業やサポートメニューを用意しております。ご関心がおありの方は、いつでもジェトロ・サンフランシスコまでご相談ください。