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それによると、SMICの元従業員は、SMICの0.18μmプロセス技術の90%をSMICの技術をコピーしたと供述、さらに別の元従業員は、プロセス技術がTSMCから来たことを社内ぐるみで隠蔽しようとしたことを供述した。
こうしたTSMCの証拠証言に対して、SMICは、翌24日、裁判所が判断を下す前に、TSMCが公然と同社に不利な主張を述べるのは遺憾であるとの声明を発表、SMICは4月9日までに応訴を行う予定である。
【中国企業への牽制か】
今回の裁判の大きな特徴は、既述のとおり、原告や被告が属する国・地域で裁判は起こさず、米国で起こしていることが挙げられよう。その背景の一つに、中国の経済法制度等が整備されていないことが指摘されるものの、中国企業がグローバル企業として米国の株式市場に公開を果たし、0.18μmプロセス技術という技術的に見れば、一世代前の技術、但し、半導体ファンドリーとしては受託生産の主流技術を使って台頭してきていることは業界第1位のTSMCのみならず、ライバル企業にとって中国企業が脅威になりつつあることをも示唆している。
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