| シリコンバレーの主要IT企業の2004年4〜6月期決算が、相次いで発表された。半導体企業の業績は概ね絶好調といったところであるが、インテル社の過剰在庫問題などを材料に2004年下半期以降、コンピュータの需要が減退するのではないかといった予測が飛び出したから穏やかでない。
【インテル、過剰在庫に直面】
半導体大手インテル社の売上高は、前年同期比18%増の80億4,900万ドルと好調であった。純利益は、17億5,700万ドルと、前年同期比の約2倍の黒字を計上した。しかし、売上総利益率は59%と、当初見込みの60‐61%を下回った。これは、同期後半に出荷を始めたチップに不具合が見つかり、その製品回収に3,800万ドルの特損を計上したためである。また、在庫水準は、適正在庫より15%(4億2,700万ドル)膨らんだことを明らかにした。
国・地域別の売上高は、アジア・大洋州が最大で、前年同期比32%増の36億6,100万ドルと総売上高の45%を占めた。欧州および日本からの売上高もそれぞれ好調であった。一方、米州は0.05%増の19億5,600万ドルとほぼ横ばいの売上げであった。米国での売上げに力強さが欠けているのは、企業のIT支出が本格的に回復していないためと見られている。
【AMD、売上げがほぼ倍増に】
インテルの競合相手、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の売上高は、前年同期比96%増の12億6,200万ドルとなった。売上げの倍増は、携帯電話用フラッシュメモリーの売上げ増加が貢献した。また、2003年6月末に設立された富士通とのフラッシュメモリー事業の新会社、FASL LLCの売上げが加算されたことも要因。純利益は3,200万ドルと、3期連続の黒字を確保。
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