文化芸能編  Vol.44
高野 聖紀さん
作詞家&シンガー。2月5日生まれ、青山学院大学文学部、日本文学科卒。在学中にアイドルのコーラスオーディションに受かったことでプロへの道を歩み始める。さまざまなアーティストに詞を提供しつつ、自身もいくつかのグループに所属し、作詞と歌唱を担当。オリジナルCDを通算5枚リリース。現在に至る。 作詞家として、株式会社ケイ・エス・ピー K・S・P所属。 Facebookページ https://www.facebook.com/TakanoMiki?ref=bookmarks 12月後半にRokkoにてベイエリア初ライブ予定。
今と未来を邪魔する思い出は不要
大学在学中にアイドルのコーラスオーディションに合格、プロの道を歩み始める。現在は作詞家、シンガーとして日米を行き来する高野さんに音楽を目指したきっかけや、ベイエリアでの暮らしぶりを伺いました。
高野 聖紀さん

(Miki Takano)BaySpo 1357号(2014/11/28)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ
 2003年にアメリカに住んでいた現在の夫と結婚して渡米し、3年間サンディエゴに住みましたが、彼の仕事の都合で2006年にベイエリアに引っ越して来ました。

ベイエリアの印象
 サンディエゴに比べると都会なので、南カリフォルニアの「飲み屋で隣になったらすぐお友達!」みたいなノリがなく、最初は冷たい印象を受けました。しかし一旦仲良くなると情に厚く、親身になってくれる人が多く、その距離の取り方も皆さんうまい。今はとても心地よい所だと感じています。

自分の専門分野について
 作詞家&シンガーです。作詞家としては作家の事務所に所属し、アニメや声優さんやその他のアーティストの方たちに詞を提供しています。作詞家兼シンガーとしてはCMやPCゲームのテーマ曲や、またオリジナルのバンドやユニットでも詞を書き歌ってきました。活動は今は主に日本で、行ったり来たりの生活ですが、今年の年末から来年にかけては、ベイエリアでライブをやって行く予定です。

その道に進むことになったきっかけ
 もともと洋楽が好きでしたが、中学生の時にKISSというアメリカのロックバンドを聴いて稲妻が全身を走りました。(笑)その瞬間、「私はプロのミュージシャンになってやる!」と決意しました。しかし今やっているのは、KISSの音楽性とは程遠いもので、その後たくさんのアーティストの影響を受けて今に至る、です。(笑)

英語で仕事をするということ
 たまに英語詞のお仕事が来るだけなので、そんなに頻繁に使っていません。

英語で失敗したエピソード
 あまりにもあり過ぎてなんと言っていいやら。(笑)ただ、NHKテレビの英語講座の先生達がしゃべっている英語は超スロースピードだったのだ、ということにこちらに来て初めて気付きました。(笑)

英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に?
 やはり歌を歌い、詞を書きたいです。英語で作詞をして、John BettisやBilly Joelの様な、内容も濃くキレイな韻を踏んでいる名作を書きまくってみたいです!

あなたにとって仕事とは?
 やめたくてもやめられない麻薬です。(笑)今まで好きなことや趣味で楽しんでいた事が、いざ仕事になってしまうと結局辛い要素が多くなってきます。例えば、きつい締め切りや人間関係などで逃げたくなる・・・。でもね、この仕事はいつやめてもいいんですよ。私が音楽をやめても誰も困らない。私の後ろにはポジションが空いて順番が回ってくるのを待っている人がたくさんいるのですから。それでも詞を書き上げた時や、歌を歌い上げた時の恍惚感は何にも変えがたい。あ〜やめられない、またその恍惚感を味わいたい! まさに麻薬です。

生まれて初めてなりたいと思った職業
 小説家です。母親に枕元で読んでもらった『あしながおじさん』の世界にあこがれて、ジュディみたいなユーモラスな文章を書ける小説家になりたいと思いました。

いまの仕事に就いていなかったら
 う〜〜ん、全くわかりません。何かやって生きているとは思います。(笑)

睡眠時間・起床時間・就寝時間
 朝は起きない、以上です。(笑)

休日の過ごし方
 料理が好きなので、以前は友人を招いてよくパーティーを開いていましたが、今は日米行ったり来たりの生活になってしまい、なかなかどんちゃん騒ぎができなくて残念です。

好きな場所
 サウスレイクタホです。美しい景色を堪能しながらスロットを回せるなんて最高ですよね。

最もお気に入りのレストラン
 サニーベールのRokkoです。改装前ももともと食事も美味しく人気のあったレストランを、本格的にライブのできるレストランに改装してしまった、オーナーの音楽への愛を感じます。夢がたくさん詰まったレストランだと思います。

よく利用する日本食レストラン
 サンマテオのYUZUです。ここのすしシェフはやんちゃなロックンロールすしシェフですが、いいネタを出してくれますよ。

1億円当たったとして、その使い道
 アメリカで最高の録音スタジオで、最高のエンジニアにお願いして、最高のミュージシャンを集めてアルバムを作ってみたいです! う〜ん、1億円じゃ足りないかな?(笑)

日本に戻る頻度
 行ったり来たりなので年に4、5回です。

最近日本に戻って驚いたこと
 震災の後に帰国し、羽田から自宅に帰る時に電車から見た有楽町の街が真っ暗だったこと。東京で生まれ育ち夜光虫として生きて来た私には「東京の夜が暗い」というのはショックで悲しかったです。「ニッポンがんばれ!」と心から思いました。

日本に持って行くお土産
 日本では売っていないラベルのかっこいいバーボンや、ユニークなペットグッズなど。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
 歯磨き粉と基礎化粧品、シャンプー、コンディショナーなど。なるべく日本のお水が入っている物を使いたいんです。

現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき
 どこへ行くのにも車じゃないと行けない事。東京のように電車で飲みに行って、帰りはタクシーで帰る、が理想なんですけどね〜。

現在のベイエリア生活で不安に感じること
 不安だらけです。英語はわからない、さまざまなシステムや文化も違う。日本人経営じゃない不思議なすし屋がたくさんあって、そのメニューを見て不安を覚える事も多々あります。(笑)

日本に郷愁を感じるとき
 頻繁に帰っているのでそういった瞬間は今はないですね。

お勧めの観光地
 何度も言うけどサウスレイクタホです。ラスベガスとは対照的なひっそりとした憂いあるカジノリゾートです。

5年後の自分に期待すること
 このインタビューを受けた時よりも自分は成長していると確信できる自分でいることを期待します。

最も印象に残っている本
 スタインベックの『Cannery Row』です。この本の舞台を体験するために、何度モントレーに遊びに行ったことか。

最近読んだ本
 村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』です。村上春樹もスタインベックも、内容もさることながら表現が美しい。小説なのにまるで一編の長編詩を読んでいるような感覚にさせてくれます。とても勉強になります。

最も印象に残っている映画
 『大統領の陰謀』です。ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンの熱演で虜になってしまいました。新聞記者2人だけの力でニクソン大統領の不正を暴き、辞任にまで追い込む事ができる。アメリカって自由と正義の国なんだな〜と、あこがれたものです。

座右の銘は?
 自分の今日と未来を邪魔するものであれば、過去も思い出さえも、ダストシュートに投げ捨てろ! です。なかなかそんなに簡単にできないんですけどね〜。(笑)

(BaySpo 2014/11/28号 掲載)

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