一般編  Vol.181
斎藤 豊さん
サンフランシスコ生まれ。人生の大半を西海岸(Seattle, San Francisco, Los Angeles)で過ごす。大学卒業後は加州住友銀行入行。銀行での勤務経歴26年。現在はカリフォルニア・バンク・アンド・トラスト日本町支店支店長。シアトル・シーホークスの熱狂的ファン。GO Hawks!! 家族は妻、娘(University of Washington)、息子(University of Arizona)の4人。
一日一日をハッピーに生きる
父親が駐在員だったサンフランシスコで生まれ、その後小学6年生までを日本で、その後は西海岸に住んでいるという斎藤さんにベイエリアでの暮らしぶりを伺いました。
斎藤 豊さん

(Saito Yutaka)BaySpo 1395号(2015/08/21)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ、渡米した年
 サンフランシスコで生まれました。その後数年で父親の仕事のため帰国、東京と千葉に8年間住んでいました。父はその当時、日本の金融業界で働いていて、日本国内での転勤も何度もありました。小学校6年生の時(1978年)には再び父の転勤でワシントン州シアトルに引越して1年半ほど住み、その後サンフランシスコ郊外のミルブレーに約2年、ロサンゼルス郊外のブレントウッドに約3年、再びサンフランシスコに戻ってきて、現在まで31年間住んでいます。アメリカでの生活の大半はカリフォルニアですが、思い出がたくさんあるシアトルは大好きな町です。大学卒業後に加州住友銀行に入行してからは、サンフランシスコ・メインオフィスのほか、数多くの支店(サンフランシスコ・ギアリー支店、オークランド支店、サンマテオ支店、日本町支店)で経験を積んできました。

ベイエリアの印象
 シーフードやいろいろな国や文化の美味しい食べ物があり、公共交通機関も多いので移動に便利な印象です。サンフランシスコ市内は霧が多いですが、全体的に気候も良く住みやすい場所だと思います。車で2、3時間行くと、山などの自然が身近にあるところも気に入っています。

自分の専門分野について
 カリフォルニア・バンク・アンド・トラストの日本町支店の支店長です。銀行の勤務経歴は26年で、日系だけに限らず、あらゆるお客様とお付き合いをさせていただいています。地域の個人商店や中小企業、個人のお客様のバンキングサービスとサポートをしております。他に負けないサービスが提供できるよう頑張っています。お客様との信頼関係を築いて、将来設計を考えるお手伝いや、一人ひとりのニーズと目的に応じたサポートをしています。

その道に進むことになった
きっかけ
 同じく金融機関で働いていた父の影響を強く受けました。私自身、父の仕事を大変尊敬していました。大学ではマネージメントを専攻していたのですが、大学2年生の夏休みに銀行で短期アルバイトをさせて頂いたことがあって、人と接すること、人助けをすること、数字と数学が好きな自分にとても合っていると感じたことも、決め手の一つですね。

英語で失敗したエピソード
 12歳からアメリカに住んでいるので、仕事で英語に困ったことはないです。その代わり、日本語と英語がどちらも100%ではないことが問題かもしれません(笑)。

あなたにとって仕事とは?
 人間関係を築き上げるものです。今までやったことのある仕事でも一番楽しめるはこの仕事だと思います。ただ、毎日気持ちよく仕事ができているのは、周囲のサポートがあってこそだと感じています。

生まれて初めてなりたいと思った職業
 銀行員だった父の背中を見て育ったので、銀行員以外考えたことはありません。

いまの仕事に就いていなかったら
 プロ野球選手。野球を続けていたら、もしかしてYUTAKAとして(ICHIROのように)有名になっていたかも?(笑)

現在、住んでいる家
 サンフランシスコの一軒家に家族と住んでいます。

乗っている車
 ミニクーパーに乗っています。

睡眠時間・起床時間・就寝時間
 歳をとってくると睡眠時間は少なくてもOKで5〜6時間です。毎日6時ごろに起きて、夜は12時までには寝るようにしています。

休日の過ごし方
 土曜日はサンフランシスコ日本語補習校で先生方のお手伝いをするティーチャーズ・アシスタントをしています。私も補習校に通っていましたので、補習校の卒業生として、恩返しとボランティア精神でお手伝いして、今年で28年目になります。小学生や幼稚園児の元気な笑顔にはこちらが励まされています。日曜日は家族とゆっくり過ごすことが多いです。スポーツ観戦が好きなので、試合観戦に出かけたり家でテレビで観たりします。

好きな場所
 サンフランシスコも好きですが、一番落ち着く場所はシアトルです。現在娘が住んでいるのでよく車でドライブがてら出かけます。アメリカに来て初めて住んだ都市であることもあり、訪れると当時経験したたくさんのことを思い出します。自然が好きなので、街中に一年中緑が多いところも良いですね。アメリカンフットボールやバスケットボールなど、当時日本ではあまり人気がなかったスポーツに興味を持ったのも、シアトルに住んだことがきっかけでした。2014年のスーパーボウルの決勝戦は今でも強く印象に残っています。

最もお気に入りのレストラン
 自宅で家族とゆっくり食べることが多いのですが、最近行ったのはデイリーシティーの中華レストラン「Koi Palace」です。

1億円当たったとして、その使い道
 非営利団体に寄付します。残りは家族や親兄弟で分けて、貯金も少し。シアトル・シーホークスのシーズンチケットも買いたいです。

日本に帰る頻度
 なかなか機会がなくて、1998年以降日本には行っていないです。

最近日本に戻って驚いたこと
 東京の渋谷・銀座を歩いていて、人の多さ・賑やかさに圧倒されたのを覚えています。そのとき、日本にいる友人達と初めて国内旅行に出かけました。学生時代のほとんどをアメリカで過ごしていた私にとってはとても新鮮でした。

日本に持って行くお土産
 カリフォルニアワイン、ナッツ類。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
 日本の物であれば何でもいいです。

現在のベイエリア生活で不安、不便に感じること
 特にありません。不安よりも前向きに楽しく生きていくことを考えていたいものです。

日本に郷愁を感じるとき
 12歳でアメリカに帰米し、現在まで住んでいますので郷愁を感じることは少ないです。ベイエリアには美味しいものが他にもたくさんあるので、日本食もあまり頻繁には食べないですね。

5年後の自分に期待すること
 現在と同様に健康で毎日楽しくすごしていること。もう少し運動したいです。

お勧めの観光地
 サンフランシスコの近くならレイクタホ、ヨセミテ。シアトルの近くではマウント・レーニア国立公園、パイク・プレイス・マーケット、センチュリーリンク・フィールド。その他はラスベガス、ホノルルです。 

永住したい都市
 最初に住んだ都市がシアトルだったせいか、シアトルに永住したいです。ベイエリアと迷うところですが。

座右の銘
 一日一日をハッピーに生きる。これに尽きます。

(BaySpo 2015/08/21号 掲載)

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