一般編  Vol.126
葛西真利さん
 青森県出身。高校卒業後、ニューヨークに留学。建築学を学び卒業後ロサンゼルス、シンガポールで建築デザイナーとして働く。2006年にサンフランシスコに移住。市内のデザインオフィスに勤務した後、2009年、風水を取り入れたユニークな建築デザイン事務所「SPACEFLAVOR」を設立。
風水と建築・インテリアデザインの融合をお客様に
 数々の建築デザインの経験を経て、2009年に風水を取り入れた建築・インテリアデザインを特徴とした事務所「SPACEFLAVOR」を設立した葛西真利さん。今年、ニューヨークタイムズ紙の一面に作品紹介や、International Interior Design Associationが主催するコンペティションで北カリフォルニア州インテリアデザイン最優秀賞を受賞するなどして飛躍的な活躍を見せている。そんな葛西さんに建築デザイン・風水、そしてベイエリアでの生活について聞いた。
葛西真利さん

建築デザイナー(Masatoshi Kasai)BaySpo 1172号(2011/05/13)掲載

建築デザイナーになったきっかけは?
 母と姉がファッションデザインの勉強もしていましたし、デザイン好きの家庭で育ったのに大きな影響を受けていると思います。子供の頃からLEGOで遊ぶのが好きでしたし、物を分解してはよく叱られたりもしました。潜在的にデザインしたり、物を組み立てたりすることが好きだったのだと思います。実際に「建築デザイナーになる」と明確に思ったのは高校2年生のときですね。

これまでどのようなデザインに携わってきたのですか?
 小さなオフィスインテリアの仕事から工事費約1億ドル規模のインドの高層コンドミニアムなど、幅広く手掛けてきました。アメリカでは数多くの住宅関係のデザインも手掛けました。

デザイン事務所「SPACEFLAVOR」設立の動機は?
 15年間組織の中で建築デザインの仕事に携わってきましたが、「独立して自分の感性を自由に表現したかった」というのが主な理由です。

「SPACEFLAVOR」の名前の由来は?
 妻が名付け親です。建物は人々が長時間過ごす生活空間ですから、その人らしさがないのは寂しいじゃないですか。ですから、住んでいる人の味(フレイバー)を建物や空間に表現したいという意味が込められています。

風水との出会いは?
 以前働いていた会社に風水師が来て、話を聞いて興味を持ちました。

風水と建築・インテリアデザインの融合のきっかけは? 
 これまで建築デザイナーとして数々の建物のデザインを手掛けてきました。しかし、自分が生み出すデザインがクライアントの人生や生活にどう結び付けられるかが明確ではありませんでした。風水を学ぶことによって、建築・インテリアデザインで住む人の健康・仕事・人間関係・繁栄などのバランスや調和を導くことが可能だということに気付きました。そして、クライアントの人生の向上に建築デザイナーとして貢献できればと思い風水を融合しました。

「SPACEFLAVOR」の将来の目標は?
 目標を設定することは大切だと思うのですが、私は目標への過程に重きを置いています。クライアント一人一人を大切にし、仕事を一つ一つ大事にこなして行きたい。今を大切にその過程を楽しみたいですね。

渡米したきっかけは?
 当時高校生でしたが、日本で大学に進学し就職するという一般的なレールに乗って自分の人生が決まるのが嫌だったんです。それで、アメリカに渡米して自分を試してみたいと思いました。

ベイエリアに住むことになったきっかけは?
 ロサンゼルス、シンガポールでの生活後、車なしで生活できる国際的な西海岸の都市ということで、2006年に引っ越してきました。

ベイエリアの印象は?
 雨が多い、夏は寒い、そしてアジア人が多いということですね。夏が寒いのは未だに違和感を感じます。

現在のベイエリア生活で不安に感じることは?
 ゴミが多いことです。住民が住んでいる街を大事にしていない感じがします。自分の顔に泥を塗っている様な感じで、住民の意識に対して不安を感じています。

休日の過ごし方は?
 事務所を設立してから仕事と休日というはっきりした区別がなくなりました。しかし、ブレイクをしたいときはハイキングで自然の中に自分を置いてリセット・リフレッシュするようにしています。

好きな場所は?
 ハイキングで見つけた場所です。マリンカウンティのフェアファックスからハイキングして行くと池があるのですが、その池に面する小高い丘です。風水的にいい場所で、良いエネルギーが溜まるんですよ。

日本に郷愁を感じるときは?
 お正月ですね。お餅つきとか、雪がないのが寂しいです。アメリカでは年越しでパーティーをしたりして盛り上がりますが、そういう気分にはなれません。あと、太鼓の音を聞くと青森のねぶた祭りを思い出して、郷愁を感じます。

心に残っているイベントは?
 大正時代の結婚式に基づいた妻と私の結婚式です。国名勝に指定されている清藤氏書院庭園を持つ清藤家で式を行いました。母親が文化塾と呼ばれる文化保存や継承を目的とするグループのメンバーで、そこがスポンサーになってくれました。白人の花嫁が白無垢と角隠しを着用するとこもありましたし、式が英語と日本語で行われたこともあり、地元紙に掲載されるほど珍しいイベントとして取り上げらたんです。アメリカ在住の妻の家族や友人も参列してくれ、本当に思い出に残る結婚式になりました。

趣味は?
 料理、スノーボード、スキューバーダイビング、ハイキングです。料理に関しては青森の実家がケータリングのビジネスもしていますし、昔から興味があり好きです。

自分を動物にたとえると?なぜ?
 ネズミです。子(ねずみ)年生まれですし、風水的にみてもネズミの特性に当てはまります。ネズミは「考えるよりも行動が先」、「いかに大きなタスクも少しづつこなす」と風水ではいわれています。

座右の銘は?
「Peace, Love and Compassion for All Being」です。 毎日唱えています。

5年後の自分に期待することは?
 今まで以上に何に対しても情熱的でありたいです。

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■インタビューを終えて
 風水を通して人生が変わったとおっしゃっていた葛西さん。損得ではなく心からクライアントの生活・人生の向上を手助けしたいという熱意を強く感じました。葛西さんは建築デザインと風水を通してですが、問題解決の観点から考えると言わばドクター。葛西さんの作品で、一人でも多くの方が健康的で幸せな生活を手に入れられることを期待しています。

(BaySpo 2011/05/13号 掲載)

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