一般編  Vol.294
中村 俊博さん
福岡県出身。2009年に上京し、CGジェネラリストとしてTVCM、映画などに携わる。2010年に渡米し、サンフランシスコのアカデミーオブアート大学に入学。卒業後はSony Computer Entertainment Americaでアニメーションインターンを経て、トンコハウスに就職し現在に至る。
アニメーターとして 全世界の人の心を動かしたい
日本でのCGジェネラリストとしての活躍から、夢を追いかけて渡米。サンフランシスコのアニメーションの美術大学を卒業後、ピクサー出身のアートディレクターが立ち上げたトンコハウスにアニメーターとして入社。日々アニメーションを通じて日本とアメリカ、世界をつないでいる中村さんに、ベイエリアの生活について伺いました。
中村 俊博さん

(Toshihiro Nakamura)BaySpo 1597号(2019/07/05)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ
 日本で6年間CGアーティストとして働いていたのですが、アニメーターとしてピクサーに入りたいという夢を追いかけ、2010年に渡米し、サンフランシスコの美術大学でアニメーションを学び始めたのがきっかけです。今は家賃の高騰によりサンフランシスコからイーストベイに引っ越してきました。

ベイエリアの印象
 ここ数年はITブームがきて前より高いビルが立ち並び、都会的なイメージがありますが、現在住んでいるバークレー界隈はもっと自然豊かで住みやすい街だと思います。いろんな人種で溢れているので、楽しい街だなと思います。

自分の専門分野について
 トンコハウスというアニメーション会社でアニメーターとして働いています。日本にも支社があり、アメリカと日本と共同でアニメーション作品などを作っています。今までアカデミー賞 やアニー賞などにノミネートされた作品に関わり、アニメーション以外にも会社ではマルチに動き回っ ています。

その道に進むことになったきっかけ
 日本で仕事をしていた時に海外で働いてみたいという衝動にかられ、どうせ目指すなら昔から憧れていたピクサーに入りたいと思い、サンフランシスコに来ました。今はアニメーターとして全世界の人の心を動かすことが目標です。

英語で仕事するということ
 英語は28歳の時から勉強し始め、いまだに苦労しています。しかしアート系の職業は言葉以外でもコミュニケーションをとることが出来るので助かっています。最近は100%の完璧を目指すのではなく、コミュニケーションが取れていれば英語が出来ないと落ち込まなくてもいいのかなと開き直っています。

英語で失敗したエピソード
 英語は似た言葉や発音で全然違う意味になることもあるので、それによって勘違いされたり笑われたりすることもあります。ただそれはそれで面白いのでポジティブに考えるようにしています。

英語が100%ネイティブ
だったらどんな仕事に?
 英語がネイティブだったとしても現在のアニメーターになっていると思います。言語は所詮言語、心が通じ合えば言葉は関係ないと思います。

;あなたにとって仕事とは?
 幸運にも仕事を仕事と思ったことが今までありません。自分のやりたいことをやってお金を頂いているので趣味イコール仕事、好きなことを職業にすると毎日の生きがいになると思います。ただオンとオフを切り替えれないので365日働いているような感じです。

生まれて初めてなりたいと思った職業
 消防車の運転手です。消防車がかっこよく憧れていて、消防士はいつも危険と隣り合わせですが、運転手ならぎり大丈夫かなと思っていました。

今の仕事に就いていなかったら
 今の職業に就いていなくても何か造る仕事についていたと思います。生まれ変わったら画家、陶芸家、建築士、彫刻家などなってみたいです。

現在住んでいる家
 アルバニーというバークレーの北にある閑静な住宅街に住んでいます。のどかでUCバークレーの学生や家族が住んでいて、比較的安全な場所だと思います。会社にもスクーターで15 分という立地なので気に入っています。

睡眠時間・起床時間
 仕事が終わって家に着いてから寝るまでアニメーションをして、深夜1時ごろ就寝して7時30分に起床、準備してから会社に出社しています。

休日の過ごし方
 基本的にはアニメーションや絵を描いたりして過ごしています。何か作っている時が一番落ち着くので家でひきこもることが多いです。たまには外に出かけないといけないと思いつつダラダラすることが多いです。

好きな場所
 近くにUCバークレーがあるのですが、キャンパスが森の中にあり、ピクサーのモンスターズユニバーシティの雰囲気があるのでとてもお気に入りの場所です。

最もお気に入りのレストラン
 家の近くのPicanteというメキシカンレストランには毎週行っています。ここのブリトーはすごく美味しいです。日本ではあまり見かけませんでしたが、アメリカに来てブリトーにハマりました。

よく利用する日本食レストラン
 バークレーにあるKirakuという日本食レストランがベイエリアで一番美味しいレストランだと思います。会社の同僚もよく利用しています。

1億円当たったとして、その使い道 
 自主制作の短編アニメーションの制作費に使いたいですね。私が尊敬しているアーティストとコラボレーションして作品を生み出せたら幸せです。

最近日本に戻って驚いたこと
 日本は夜遅くまでいろんな店が開いていて、人も賑わっているので改めて日本は安全だなと思いました。これからも安全な国であってほしいと思います。

日本に持って行くお土産
 いつも買っていくのはギラデリやシーズキャンディのチョコレートをよくお土産として買っていきます。それとトンコハウスのグッズなどお土産であげると喜ばれます。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
 アメリカだと日本のものが高いので、マツキヨにいって薬やヘアワックス、日用品などを買って持って帰ることが多いです。

現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき
 ここ何年かで家賃や物価が高騰しているので生活自体が大変になっているということを感じます。治安も悪くなってきているので安全に気を付けたいです。

現在のベイエリアの生活で不安に感じること
 特に最近、路上にキャンピングカーやテントが多くなって来ているので夜など不安です。 

日本に郷愁を感じるとき
 年末年始はアメリカと日本では全然風習が違うので、日本に郷愁を感じます。あと桜が咲くころにも日本を思い出します。

お勧めの観光地
 昔日本にいたときにTVドラマ、フルハウスが好きで見ていたこともあり、アラモスクエアにあるビクトリアンハウスを見たときは感動したので、おススメです。

永住したい都市
 ハワイはアメリカと日本の真ん中にあり、そして気候も最高なのでハワイに住んでみたいと思います。

5年後の自分に期待すること
 グリーンカードを持って、ビザに不安なく暮らし、夢を叶えて一人前のアニメーターになっていることを期待しています。

最近読んだ本
  『The Illusion of Life』というアニメーターのバイブルになっている本を最近読みました。ディズニーのアニメーターの方が書いた本で初心者からプロまで使えるテクニックや哲学が書かれています。

最も印象に残っている映画
 モンスターズユニバーシティは私がアメリカで大学時代苦労していた時に公開された映画で、努力しても報われないマイクと自分が重なり、それと同時にこういう映画に携わりたいと改めて思わされた映画でした。

最近観た映画
 トイストーリー4をピクサーの試写会で見てきました。最初から最後まで感動し、スタッフロールで号泣していました。日本人も何名か関わっているので是非見てほしいです。

自分を動物にたとえると?なぜ?
 顔が似てるからラクダですかね?

座右の銘は?
「銃を持つな、斧を持て」

(BaySpo 2019/07/05号 掲載)

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