一般編  Vol.309
小島 研人 さん
13歳で親の仕事によりイーストベイのアルバニー市に移住。美大を卒業後、帰国し日本のゲーム業界で働き始める。2006年に再度渡米、ベイエリアにて現在はアニメーションディレクターとしてモバイルゲームプロジェクトに従事する。趣味でアメリカ生活を紹介するYouTubeチャンネルも更新中。
仕事は家族で 人生を楽しむための手段
少年時代をベイエリアで過ごした後、一旦帰国して日本で働くも「家族と過ごす時間を作りたい」とベイエリアへ帰ってきたという小島さん。アニメーションディレクターとして活躍する傍らYoutuberとしても精力的に活動する彼に、ベイエリアでの生活について伺いました。
小島 研人  さん

(Kento Kojima)BaySpo 1617号(2019/11/22)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ
 1989年の13歳の時に親の仕事でアルバニーに移り住みました。大学を卒業後、日本に帰国して2006年まで働いていたのですが、子供と過ごす時間が欲しくて、再度ベイエリアに引っ越してきました。

ベイエリアの印象
 渡米前まだ13歳だった僕は、キラキラとしたアメリカ生活を想像してたのですが、兵庫県の新興住宅街からバークレーのごちゃごちゃしたテレグラフ通りに初めて降ろされた時は流石にショックでした。道端を歩いてたら、所々で変な匂いがするなぁと。後々、その匂いが大麻の匂いだということがわかるんですが、とにかくいろんな意味でセンセーショナルでした。2006年に再度帰ってきた時は、生活費が高くなっていてびっくりしました。僕が学生時代、ベイブリッジの通行料は1ドルだったのに、今は7ドルですからね…(汗)

自分の専門分野について
 大学卒業以降、ずっとテレビゲームのキャラクターを動かす仕事をしています。最初に携わったプロジェクトはプレイステーション1のゲームで、かなりシンプルなものだったのですが、最近のゲームはかなり作り込みが要求されるので、毎日勉強が欠かせません。あと、3年ほど前に趣味でYouTubeチャンネルを始めました。主にアメリカ生活を紹介するというシンプルな内容のものをアップロードしているのですが、現在では日本から視聴していただいてる方々を中心に1万3000人以上の方に登録していただいてます。

その道に進むことになったきっかけ
 ゲームを作るのが子供の時からの夢でした。あと母親が絵描きだったので、子供の時から影響を受けてずっと絵を書いて育ったので、自然とゲーム業界でグラフィックに携わる仕事をさせていただいてます。YouTubeは組織で作るゲームとは反対に、iPhoneとアイデアさえあれば個人でも簡単にコンテンツが作れるといったところに魅力を感じて始めました。

英語で仕事をするということ
 仕事の選択肢が増えますよね。住みたければ、どこにでも仕事を見つけて住める気がします。

英語で失敗したエピソード
 最初学生時代はあまり英語が得意じゃなかったので、わからないことがあれば、ヘラヘラ笑ってその場を誤魔化してたんですが、先生に『No, I’m asking you』と怒られて以降、めんどくさがられることも承知で、わからないことは正直に聞くようになりました。

英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に?
 英語でYouTuberしてたかもしれませんね。僕は完全ネイティブではないので(汗)

あなたにとって仕事とは?
 家族で人生を楽しむための手段です。ファミリーファーストです。

生まれて初めてなりたいと思った職業
 漫画家とゲームクリエイター。あと漫才師。昔からエンタメ業界に興味がありました。

いまの仕事に就いていなかったら
 売れないイラストレーターになってたかな。でもゲームクリエイターになっていなくても、YouTubeはやってたと思います。

現在、住んでいる家
 マリン地区のコンドです。ここら辺、日本人少ないです。

乗っている車
 プリウスです。気に入ってます。

睡眠時間・起床時間・就寝時間
 あまり聞かれたことがないのですが、特別に教えます。
0時〜7時くらいですかね。ってこれ知りたいですか?w

休日の過ごし方
 YouTubeの動画収録ですね。週末に収録して、平日に編集っていうのが最近の生活パターンになりつつあります。

最もお気に入りのレストラン
 家族全員バークレーのシェパニーズが好きで特別な行事の時によく行きます。

よく利用する日本食レストラン
 サンマテオの牛角

1億円当たったとして、その使い道
 あ〜、夢が膨らみますね〜。実際投資に回すと思いますが、サラリーマンやめて家族で世界中を旅するYouTuberになりたいですね〜。

日本に戻る頻度
 毎年一度、子供達の夏休みに合わせて帰国してます。

日本に持って行くお土産
 Costcoのホワイトニング歯磨き粉ですね。YouTubeのオフ会でじゃんけん大会の景品にしたら、みなさんに凄い喜んでいただけます。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
 日本のウィスキーとか、ふりかけとか

現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき
 最近人口が増えてきたのか、渋滞が年々ひどくなってきてる気がします。

現在のベイエリア生活で不安に感じること
 子供の大学費用ですかね。アメリカの大学費高いですよね。

日本に郷愁を感じるとき
 帰国して、美味しいものを食べるたびに感じます。

お勧めの観光地
 この夏、初めて広島の宮島に言ったのですが、古き良き日本の観光地に外国人が好きそうなモダンな店があったりして、楽しかったです。

永住したい都市
 ロサンゼルスに住んだことがないので、一度住んでみたいです。

5年後の自分に期待すること
 YouTubeのチャンネル以外にも、自分のライフワークになるプロジェクト持っていたいですね。

最も印象に残っている本
 20代の時に読んだ『金持ち父さん貧乏父さん』。EBISの考え方が好きです。

最近読んだ本
 Gary Vaynerchukの『Crushing It』ソーシャルインフルエンサー向けの本ですが、僕はAudibleで聞きました。

最も印象に残っている映画
 『ロッキーV』1990年にバークレーの映画館で初めて友達と子供だけで観に行った映画でした。

最近観た映画
 YouTubeで中田敦彦さんのチャンネルにはまってます。映画ではないんですが。

自分を動物にたとえると?
 昔流行った動物占いで、僕はおおかみでした。確かに一人の時間が好きだったりするので。

座右の銘は?
 Happy wife happy life.

(BaySpo 2019/11/22号 掲載)

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