ベイエリアに住むことになったきっかけ 2012年にスタンフォード大に留学し、パロアルトに単身で住んでいました。日本帰国後、再度18年より半年間、40代の男二人でサニーベールでルームシェア生活をし、19年からロスアルトスに家族で住んでいます。大学生時代はイリノイ大に留学していました。
ベイエリアの印象 イリノイと比べると断然暖かいですね(笑)。12年と比べると家賃以外はいい意味であまり変わっていない印象ですが、HOVは当時OKだったプリウスが今はNGで、テスラはOKなのは時の流れを感じます。ただ、車で言うとベイエリアは「あおり運転」みたいなことはほとんど無いので、気候のせいか穏やかなイメージがあります。神奈川県寒川町という田舎育ちなので都会ではないこと、は全然気になりません(笑)。
自分の専門分野について テクノロジーです。現在はメディア・エンタメ、放送/通信、EC分野のVCとして投資を担当していますが、入社後は社内IT、その後国内ベンチャー投資、シリコンバレーベンチャー商材国内営業、スタンフォード大でテクノロジービジネス研究、ITビジネス・製品開発PM、VC・新規事業開発と経てきていますので「テクノロジー総合商社マン」と言えるんじゃないでしょうか。事業計画書からソースコードまで書きます。公認会計士、統計士、元PMP、SAP会計コンサルでもありますが、結局ただの器用貧乏とも言えます(笑)。
その道に進むことになったきっかけ
大学受験の時になぜ勉強するのかを自問自答した答えが「グローバルなビジネスマン」だったので、就職は商社にしました。小さい頃から工作好きで、大学時代はHTML、CSS、CGI、Illustrator等を良く触っていたこともありIT志向で、それを使った自作Tシャツを売ったりと商売好きでもありました。
英語で仕事をするということ アメリカには4年いて、日本でも使っていたので不自由はないですね。非帰国子女としては相当に上手い(笑)。ただ、米人相手の議論は論理構成力が求められるので、ブログなどで「作文力」を、Fireworkビデオなどで「発言力」を常に鍛えるようにしています。
英語で失敗したエピソード 大学時代に、地元の小学校で講演した後に、校長先生に「週末はバーに行って気分転換してshitfaceしています」と言って爆笑されたこと。
英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に? 今でも対外的に講演することも結構ありますが、100%ネイティブならTEDに出たいですね(笑)。そこでアキラ100%のネタをやるなど。
あなたにとって仕事とは? グローバルにビジネスを作ること、商売をすることは人生の目的そのものです。VC投資もその一環ですね。今は日本の食品・製品の販売をアメリカでEC/D2Cでやりたいと思っていますが、そうやって自分のテンションを上げていく手段でもある。究極的には稲盛和夫氏の言う「生まれたときよりわずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくため」の仕事ですが、妻と娘がいるのでまだ死ねないですね。
生まれて初めてなりたいと思った職業 小学生の頃はNBA選手になりたかった。当時はジョーダン全盛でした。ただジャンプ力が50cmもなかったのであきらめました(笑)。
いまの仕事に就いていなかったら 総合商社では実に色々な職種を数年おきに経験するので「他の仕事に就く」というイメージが湧きづらい幸せな仕事だと思っています。ただし、ここ数年は、日本の「プレミアム食パン」を出すパン屋になりたいという願望が強いです。
現在、住んでいる家 ロスアルトスのタウンハウス2BR。日本の我が家とほぼ同じ小ささで、残念です(笑)。ただ、アメリカの家の庭は春〜秋に本当にいいですね。商社マンとして次の家賃交渉のロジックを何日もかけて練っています。
乗っている車 Buickセブンシーターです。排気量が多いのが玉に瑕(きず)ですが、サイクリング、トライアスロンのためにロードバイクを積むので。
睡眠時間・起床時間・就寝時間 投資先のOrigin Wirelessのソリューションを使って毎晩「Wi-Fiで」データを取っています。短眠です。西野教授の本の通り、より長く、より良く寝たいです。
休日の過ごし方 Zinfandelのワインを妻と1本空けます。そのレビューをYouTubeの【ジンファンデルチャンネル】に上げる。まぁ平日も毎日ほぼ1本空けていますね。
好きな場所 今は仕事机ですね。リモートだけど、ここから全てのビジネスや出会いが始まる魔法の場所。目の前に「住友の事業精神」と煉獄杏寿郎の「心を燃やせ」のイラストを貼っています。
最もお気に入りのレストラン サニーベールのRamen Begins “Hajime”です。醤油ラーメン、今まで食べた中で一番美味しかった。
よく利用する日本食レストラン ロスアルトスダウンタウンのCharley Noodleです。多分、ベイエリアの日本食で最安! かつ美味しい! 娘と僕でお世話になっています。
1億円当たったとして、その使い道 全部ビジネスに突っ込みます。で、倍返しだ!
最近日本に戻って驚いたこと プレミアム食パン屋が流行っていて驚いた。早速自分で80回くらい焼いてみた。相当本物に近づいてきた。アメリカでビジネスチャンスあるんじゃないか⁉︎
日本に持って行くお土産 面白い話、ですね。商社マンは「おもろい話」が命なのと、出張時は「手荷物は軽く」が基本です!
日本からベイエリアに持って帰ってくるもの ファンケルのサプリです。美肌と健康は重要。ただ、アメリカでもYamibuyのような中国系のサイトで買えることに気付きました…。
日本に郷愁を感じるとき 母とのLINEコールです。日本食は「Weee!」などのサイトやNijiyaなどで買えますが、肉親とのF2Fの会話はどうしょうもないですね。
お勧めの観光地 今々は「1号線を北上して、景色で心を洗濯」が一番のお気に入りです。150マイルを超えないように。
5年後の自分に期待すること 今のビジネスが成功してそれを原資に面白いマイクロビジネスをいくつも抱えていること、ですね。
最も印象に残っている本 『Alchemist』挑戦すること、夢を持つことの大切さを教えてくれる。中学生くらいの子どもにもおススメです。何よりテンションが上がる! 同様に、子ども向けの「君たちが大人になったら、残念です」も名著ですが、これは私が書いた本です(笑)。
最近観た映画 『Taco Chronicles』。Netflixです。見終わってすぐタコス買いに出かけました(笑)。このようなメディアから購買につながる導線はこの10年非常に大切になってくるイメージです。
自分を動物にたとえると?なぜ? 蛇年ということもあり、家族にはヘビだと言われます。しつこいから。
座右の銘は? 「僕のクエストは今はまだ初めの町すら出ていない。出よう出よういざ外へ」(鬼龍院翔:僕クエスト)