ミッシマー寿美子, DC(みっしまー すみこ)
 ボキボキせずに体にやさしい「CBP治療法」を提供するカイロプラクター。自身と家族の体験から「CBP治療法」に魅了されカイロプラクターになる。サニーベールのクリニックでは全身分析により痛みやしびれの原因を見極め、最新の高度な技術を使う治療法で、子供からお年寄りまでさまざまな年代層の患者を診ている。シリコンバレーで富士通アメリカでハイテク業務に従事した経験あり。趣味はゴルフ、ヨガ、ピアノ、コーラス。
雨の日や霧が多い日に限って必ず首筋の張りや頭痛に悩まされます。 天候と頭痛は関連しているのでしょうか?考えられる原因や改善策があれば教えてください。
 一般的に、冬の寒い日や雨の日は気温が低いため、人体の筋繊維が収縮し筋肉の張りをより顕著に感じます。また、人によっては、気温、気圧、湿度の変化により敏感に反応することがあります。しかしながら、基本的に首筋の張りや肩こり、頭痛は、頸椎(首の骨)に適正カーブがないために起きる症状で、いわゆる、ストレートネックが原因です。ストレートネックは近年20代〜40代の人達に急増しています。
 「ストレートネック」という言葉を耳にしたことがある人は多いと思いますが、実際、なぜ、ストレートネックがよくないのか、ストレートネックになるとどういう症状が起きるのかを知っている人は少ないようです。
 頸椎は7個の椎骨と椎間板から成り立っており、正常な頸椎は喉仏あたりを頂点に後方に沿ってカーブしています。ところが、日常生活の中で頭を前傾にした姿勢を長時間取り続けいていると、頸椎のカーブはなくなりまっすぐ(ストレート)になってしまいます。スマホを取り出したら下を向いた状態でスマホを見ていませんか? また、ノートパソコンをずっと前かがみの姿勢で使っていませんか?
 頸椎に適正カーブがあれば、頭の重みはそのカーブによって均等に分散され、首回りの筋肉が硬くなることはありませんが、頸椎に適正カーブがない場合は、首回りや首の付け根から肩甲骨にかけての筋肉に負担が掛かり、それらの筋肉が硬くなります。これが肩こりの原因で、それが頭痛の要因にもなるのです。
 対策としては、スマホは必ず目の高さまで上げて見ましょう。また、ノートパソコンの使い方については、まず椅子に姿勢正しく座り、ノートパソコンの画面の中央が目の高さになるようにモニタースタンドの上にノートパソコンを置く必要があります。キーボードとマウスは別途用意して、肘を直角に曲げた状態で使える位置に置きましょう。
 ストレートネックを放置しておくと、椎間板が次第に潰れて椎骨も変形し、神経が圧迫されて腕、手、指が痺れてきたり、動作障害を起こしたりします。そうならないように、既にストレートネックと診断された人、ストレートネックの疑いがある人は、早期にCBP(Chiropractic BioPhysics)®治療院を受診し、若いうちに頸椎のカーブを取り戻しておくことを強くお勧めします。

(BaySpo 2020/01/10号 掲載)
有澤保険事務所

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