デスクワークやドライブなど長時間同じ姿勢でいると、血液の流れが悪くなり筋肉が硬く腫れ上がり、神経や関節に負荷がかかり痛みが起こることが多いです。稀にあるので、安易に治療を引き延ばして病気を悪化させてしまうことだけは避けなければなりません。
シャワーは表面的に温めるだけなので、可能であれば湯ぶねにエプソムソルトなどを入れて足をほぐすのも老廃物を早く取り除き効果的です。入浴で身体を芯から温め、血流を良くすることで筋肉に溜まった疲労物質を早く取り除きます。入浴後など体が温まっている時のストレッチは効果的で、ストレッチポールで大腿部や背中の硬結部分をほぐすこともセルフケアで出来ます。湯ぶねで温まった後の夜更かしは、かえって体が冷えて逆効果になるので気をつけて下さい。
また、予防医学としては体幹を鍛えることも大切です。歳をとると筋力が衰えたり、どうしてもお腹が出てきたりなど、腰に負担がかかります。その場合、腹筋や背筋、腹斜筋など体幹を鍛えることで、腰椎にかかる負荷を筋肉で支えられるようになります。まさに筋肉のコルセットを作るイメージです。
日々のセルフケアを心掛け、定期的に鍼、灸、カッピング、ストレッチ、マッサージの施術を受けることが腰痛を未然に防ぐ助けになります。痛みがあると言うことは身体に無理をするな、スローダウンしろと伝えているのです。生活や仕事の環境、体の姿勢や悪い生活習慣などを見つめ直すことで病気の原因を早く突き止め予防に繋がります。