一般編  Vol.176
古田 正光さん
愛知県出身。北九州大学卒業後アメリカに移住。水産会社、International Marine Product, Inc.に25年勤務後、独立し、古田笑店を創業。伊藤忠商事の子会社ICREST社のコンサルタントに携わる一方、誰でも参加できる同好会、笑店会(しょうてんかい)を結成。笑店会では、「共に笑い、褒めあい、繋がる」をモットーにゴルフ、食事会などを開催して人脈を拡大中。
いつも笑いの中にいたい
父親が自営業をしていたので、子供のころ商売人にあこがれていたと話す古田さん。アメリカに来て水産業界の会社に25年務めた後に独立。会社経営の傍ら、遊びの集まりを主宰して人と人との関わりを大切にしている、古田さんの暮らしぶりを伺いました。
古田 正光さん

(Masamitsu Furuta)BaySpo 1387号(2015/06/26)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ、渡米した年
 1985年に渡米しました。子供のころテレビでみたアポロ11号の人類初の月面到達に感動して、アメリカに行く決意をし、入国して最初に仕事をさせて頂いたレストランがベイエリアでした。

ベイエリアの印象
 真っ青な空、目に優しい緑、藍色の湾、ちょっと肌寒くて透明な空気。

自分の専門分野について
 冷凍水産商品の輸入及び卸業です。

その道に進むことになったきっかけ
 アメリカに入国してレストランで下働きをしていた時に、そのお店へ鮮魚を卸していた会社に入社させて頂き、水産業界に入りました。

英語で仕事をするということ
 家族は英語しか話しませんので、仕事で英語を使うのは慣れていますが、どちらも通じてないことが多いですね(笑)。おくさず話していくしかないです。

英語で失敗したエピソード
 この紙面に収まりませんよ!(笑)山ほどあります。コーヒーを頼んでコーラが来るのから、つい最近まで缶詰のSPAMをSPERMと発音してました。

英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に?
 コメディアンになりますね。言葉で笑いをとったり、すごくバカな企画をしたり。人が涙を流してやめてくれと言われるような事がしたいです。

あなたにとって仕事とは?
 社会と自分の大事な繋がりなので、生きている間はずっと続けていきたいです。仕事=娯楽と思えるくらいに、どのように楽しくできるか工夫しながら仕事しています。


生まれて初めてなりたいと思った職業
 ビジネスマンというより商売人です。昭和時代の長屋育ちで、父親が個人商店(古田商店)を経営していたので、その中で色んな人との交流があり、人情という基本を学びました。

いまの仕事に就いていなかったら
 扱う商品が何であれ、人に接している仕事をしていると思います。真剣に露店でタコ焼きを売ろうかと考えていたこともあります。

現在、住んでいる家
 サンマテオのヒルスデール・ショッピングモールの近くです。

乗っている車
 青いプリウスで目立つためにホイールも青くしています。

睡眠時間・起床時間・就寝時間
 睡眠時間は6時間。起床時間は午前5時。就寝は午後11時。

休日の過ごし方
 ゴルフをすることが多いです。そのほかにも、感性を磨くために美術館や遠くの公園へ出かけたり、職業柄色んなお店へ出かけます。ほとんど外出していますね。また、「笑って人生に成功してゆこう」という趣旨の、笑店会(しょうてんかい)という遊びの集まりを作っていて、その仲間たちとゴルフしたり、麻雀したり、食事会したりなどします。この会は自由参加で会費もナシ。ほぼ毎月のゴルフのほか、年末には大人数が集まる忘年会を開催したりしています。昨年は体育館を貸し切って150人ほどの人が参加してくれました。「笑店会晩餐会U」と題したその会では、私は魚屋なのでマグロの解体をしたり、寿司職人さんによる本格寿司や、タコ焼きなどの食べ物のほか、ライブバンド演奏、ゴルフレッスン、くじ引きなどで楽しみました。

好きな場所
 Muir Wood National Parkです。山育ちなので緑が大好きです。

1億円当たったとしてその使い道
 笑店会館というビルを建てて、笑いの詰まった事業をするのが夢なので、その一部に使います。まずは、笑いのソフトウェアか玩具をつくりますね。それがうまくいけば笑い薬ですか。そうして、うつ病をふっ飛ばして、腹筋ができて、心身共に健康になります! でも目の周りにシワはできますね(笑)。

日本に戻る頻度
 年に2回ほどです。

最近日本に戻って驚いたこと
 セブンイレブンのコーヒーが美味しかったことです。今後もファストフードのビジネスポテンシャルはあるなと感じています。

日本に持って行くお土産
 ノリアワイン、ナッツ、スモークサーモン。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
 お土産に、ボールペン、目薬、爪切り、サロンパス(液体)、マグロの缶詰。

現在のベイエリア生活で不便を感じるとき
 代行タクシーがあればいいですね。あと、色々な面でサービスにスピードが必要です。

現在のベイエリア生活で不安に感じること
 水不足です! あと家賃が高すぎます。

日本に郷愁を感じるとき
 年末の挨拶をしているときに、日本のお正月に郷愁を感じます。

お勧めの観光地
 サンフランシスコのプレシディオパークの芝生に腰をおろして、ゴールデンゲートブリッジを眺めながら、そこで売っているつまみで地元のワインを飲みながら、ゆっくり時間を過ごしてはいかがでしょうか。

永住したい都市
 もちろんベイエリアです。永住します!

5年後の自分に期待すること
 もっと面白いことを考える人になり、笑いの中にいたいです。

最も印象に残っている本
 禅人全話

最近読んだ本
 「15歳若返る脳の磨き方」 苫米地英人

最近観た映画
 『San Andreas』

最も印象に残っている映画
 『What dreams may come』

自分を動物にたとえると?なぜ?
 犬です。人好きでいつも尻尾振ってます。

座右の銘は?
 Make It Happen!

(BaySpo 2015/06/26号 掲載)

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