一般編  Vol.211
和田 麻亞璃さん
1975年東京生まれ。2001年渡米、2002年シリコンバレーにおいてアパレル業界に参入。自身の生き方である『自分らしく生きる』をMissionにした、奈良県産靴下ブランド「tabbisocks」を創業。商品は現在北米を中心に400店舗以上で取扱われている。今年1月から、みんなの可能性を広げることを目的としたカルチャーサロン「Harmony Club」をオープン。和田麻亞璃の商いセミナーもスタートしている。
みんなの可能性を広げたい
シリコンバレーに来たのが2001年、その翌年にはアパレル企業を起業。今を大切に、常に前を向いて生きているという和田さんに、ベイエリアの暮らしぶりについて伺いました。
和田 麻亞璃さん

(Maarlie Wahddah)BaySpo 1448号(2016/08/26)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ、渡米した年
 2001年に渡米しました。当時つき合っていた彼(現在の主人)が、シリコンバレーに転勤となり、会社を辞めて、遊びに来たことがきっかけです。とても居心地が良かったので居座ってしましました(笑)。

ベイエリアの印象
 広いて青い空、とにかくお天気が最高ですよね! ゆる〜くなれます。私だけかな? (笑)

自分の専門分野について
 100年以上の歴史と最高級品質を誇る、奈良県広陵町の靴下を世界へ伝える、レッグウェアーブランド「tabbisocks」の創業者です。今年1月からは、みんなの可能性を広げることを目的としたカルチャーサロン、「Harmony Club」をオープンして、「和田麻亞璃の商いセミナー」もスタートしました。人、会社、商品の可能性を広げることを得意としていて、人の特技やスキルを引き出し、人生の可能性を広げるお手伝いすることを専門にしています。会社であればスタートアップのビジネス構築、ブランディング、継続的に売り上げる仕組み作り、発展性のあるビジネスプランを立てることがとても好きです。

その道に進むことになったきっかけ
 「周りには迷惑がかからない程度に、思いっきりわがままに生きる!」これが私の生き方です。だから自分の心のまま、自分の好きなことだけをして、自分らしく生きています。すると、心にまったくストレスがなく、人生がとても充実して楽しいんですよね。「tabbisocks」は、この「自分らしく生きる」ことをみなさんへお伝えしたくて、これを在り方(Mission)として創業した会社です。

英語で仕事をするということ
 英語を使うときに一番気を使うことは、「ネイティブ表現」が出来ているか? です。言葉だけではなく、販売スタイル、アパレル業界としての業務全般が、すべてアメリカ的(ネイティブ)になっているか? ということに気を使っています。アメリカ人はとても保守的で、とくに弊社のお取引先は小さい小売店も多いので、違和感を感じる商品や会社とは取引したがりません。最前線で販売してくださる方、現在6社の販売代理店と契約をしていますが、すべてネイティブの方にお任せしています。その結果が、2016年7月現在、「tabbisocks」を取扱ってくださっている店舗数が400以上あることに繋がっていると思っています。

英語で失敗したエピソード
 とてもたくさんあると思いますが、覚えていないのです。今を大事に、常に次に向かって生きているので、失敗も良かったこともほとんど覚えていません。

英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に?
 ハリウッド女優です。世界を舞台におもいっきり演じたいです!

あなたにとって仕事とは?
大好きなことの一つで、自分を表現するものです。可能性が広がる発展性のあるビジネスプランをたてることが大好きで、いつもワクワクしています。でも相当に人生の時間を大事にしているため、夢みる夢子ちゃんではなく、実行に移すことしか考えません。

生まれて初めてなりたいと思った職業
 看護婦さん。少女漫画「キャンディ・キャンディ」の影響です。

いまの仕事に就いていなかったら
 日本の伝統工芸の職人になっています。細かい作業をすることが大好きで、1日中していてもあきません。

現在、住んでいる家
 平屋建てのSan Joseの一軒家に、主人と愛猫RICOと一緒に暮らしています。

乗っている車
 SUBARU CROSSTREK

睡眠時間・起床時間・就寝時間
 7〜8時間。11時前後に寝て、5時過ぎに起き、2度寝して7時に起きます。

休日の過ごし方
 家に居ることが好きなので、「本を読んで眠くなったら昼寝」が理想ですが、実際には家の掃除、遊びに行ったり、仕事などバタバタとした休日を過ごしています。

好きな場所
 マウントシャスタです。サンノゼから車で5時間程度。年間6〜8回訪れていて、一人で行くことが多いです。普段は仕事で思いっきり左脳を動かしていますので、右脳とのバランスをとるために行きます。不思議なんですが、行くたびにビジネスの次のステージが見えたり、アイデアが浮かんだり、帰って来たら良い話が舞い込んだりするんです。

最もお気に入りのレストラン
 レストランではないのですが、Shinobeau McConneyさんのマクロビオテックスのお料理が大好きです。Shinobeauさんのお料理クラスに通っているだけではなく、社内やイベント時のケータリングをお願いしています。カリフォルニアの大地で育った無農薬の野菜と、滋養あふれる穀物や還元力の高い調味料を使った、体に優しいお料理です。

よく利用する日本食レストラン
 Ramen Halu ベイエリアで唯一のNO MSGなんです!

1億円当たったとして、その使い道
 半分を寄付して、もう半分は家族と社内で分けます。

日本に戻る頻度
 年に2〜3回です。

最近日本に戻って驚いたこと
 TVに出てくる芸能人が分からなかったこと。

日本に持って行くお土産
 完全無農薬、バイオダイナミック農法のセバストポールにある「Maboroshi」ワイン。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
 海苔、切干ダイコン、お茶、お味噌、お蕎麦などの日本の食材。

現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき
 特にありません。とてもポジティブなので、不便を感じてもすぐに思考がポジティブ変換されるのです。

現在のベイエリア生活で不安に感じること
 こちらも特にありません。ポジティブ過ぎるんでしょうね(笑)、不安、恐怖などが一切ありません。

日本に郷愁を感じるとき
 桜の季節ですね。

お勧めの観光地
 マウントシャスタ。

永住したい都市
 一カ所に永住するのではなく、沖縄、東京、ハワイ、ミラノ、ベイエリア、シャスタなど、その都市の一番良い季節に合わせて世界中を転々としていたいです。

5年後の自分に期待すること
 さらに自由な私になっていること。思考の自由は許容や器の大きさとなり、行動の自由は生き方そのものだと思います。

最も印象に残っている本
 原久子さんの『感謝力』。

最近読んだ本
 童門 冬二さんの『山田方谷―河井継之助が学んだ藩政改革の師』。

最も印象に残っている映画
 『グラン・ブルー』

最近観た映画
 『Cowspiracy』です。「地球環境破壊の原因のNo.1は家畜」だという事実を元にしたドキュメンタリー映画。

自分を動物にたとえると? なぜ?
 猫です。自分勝手なんです(笑)。

座右の銘
 「ありがとう」。

(BaySpo 2016/08/26号 掲載)

▲Topに戻る

有澤保険事務所

自動車保険をはじめ、火災保険、アンブレラ、ビジネス保険、労災保険、生命保険、健康保険などを取り扱う総合保険会社です。Farmers
Insurance、Blue Cross等のエージェントであり、日本語できめ細やかな安心のサービスを提供しています。

有澤保険事務所
2695 Moorpark Ave, Ste 101, San Jose, CA, 95128
http://www.arisawaagency.com

有澤保険事務所
(408) 449-4808
No Reproduction or republication without written permission
Copyright © BAYSPO, Inter-Pacific Publications, Inc. All Rights Reserved.