一般編  Vol.214
鳥口 尚子さん
大阪出身。京都大学薬学部・同研究科を卒業・修了。大阪赤十字病院にて薬剤師として3年勤務後、京都大学医学研究科にて研究生となる。Ph.D取得後、京都大学医学部附属病院にて薬剤師として半年、臨床研究コーディネーターとして5年勤務。現在はUCSF Medical Centerに勤務し臨床研究に従事している。
何が起こるかわからないから人生は楽しい
2015年にそれまでずっと住んでいた関西圏を離れサンフランシスコに。仕事も休日も毎日楽しい日々を送っているという鳥口さんにベイエリアでの暮らしぶりを伺いました。
鳥口 尚子さん

(Naoko Toriguchi)BaySpo 1452号(2016/09/23)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ、渡米した年
 2015年1月、夫の仕事を機に渡米しました。大阪20年・京都10年・・・人生で初めて関西圏を離れることになったのが、ここサンフランシスコです。出発前はアメリカでの生活や仕事について、ほとんど考える間もありませんでしたが、ただ新しい世界に心躍らせながらのスタートでした。

ベイエリアの印象
 「明るい街」です。空は真っ青だし、人は優しいし、来てすぐにベイエリアが好きになりました。

自分の専門分野について 
 日本では、病院薬剤師として数年勤務した後、臨床研究コーディネーター(CRC Clinincal Research Coordinator)として働いていました。現在は、UCSF Medical Centerにて、同じく臨床研究に従事しています。臨床研究とは、新たな治療方法や治療薬、医療機器の効果(有効性や安全性)を調べる医学研究です。CRCとは、臨床研究が安全かつ円滑に実施されるように、医療スタッフと患者さん、ならびに製薬会社やFDA/厚生労働省の人たちの間をコーディネートして、研究全体をサポートする役割を担っています。より良い薬や治療法を世界に広めていく開発過程の一端を担い、将来の医療に貢献できる分野だと思います。

その道に進むことになったきっかけ
 米国の臨床研究は、日本に比べてスピードも規模も勝っている印象があったので、現地の実情やノウハウを学びたいという願いは以前から抱いていました。渡米後は、臨床研究に関する授業を受講しながら、CRCの国際認定資格を取得し、CRCのボランティア経験を積んで現職に就きました。法律や制度をはじめ、ものごとの考え方や過程における日米の相違を直に感じて学べる環境に身を置くことができて、この道を歩んできて良かったと思います。

英語で仕事をするということ
 英語をもっとうまく使えたらどんなに良いだろうと凹まない日はありませんが・・・。毎日私と英会話をしてくれる(しなきゃならない)同僚たちに、心から感謝、感謝、感謝です。仕事自体はもちろんですが、素晴らしい仲間に出会えたことがとても幸せであり、毎日が楽しくてたまりません。

英語で失敗したエピソード
 飛行機で「Orange juice」と頼んだら「スプライト」をいただき、「Coffee」と頼んだら「オレンジジュース」をいただいた2年前・・・。以降、ネタは日々蓄積されています。「失敗」というか、もはやもう「日常」です・・・(笑)。

英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に?
 仕事以外にも、もっといろいろなことを学んでみたいです。

あなたにとって仕事とは?
 多種多様な背景をもつ人たちと出会い、深く関わっていくこの仕事では、仕事を超えたさまざまなことを、いろいろな人から教わり、考える機会をたくさんいただきます。「仕事」には感謝の気持ちでいっぱいです。

生まれて初めてなりたいと思った職業
 漫画「タッチ」を見た子供のころから、南ちゃん家の喫茶店「南風」ようなカフェをオープンさせたいと思っていました。

いまの仕事に就いていなかったら
 どこで何をしているんでしょう・・・私。わかりませんが、何が起こるかわからないから、人生楽しいんだろうなと思います。


乗っている車 
 私は運転できませんが、サンフランシスコは公共交通機関が充実しているので、日常は困ることなく生活しています(ちなみに、夫は日本車です)。

睡眠時間・起床時間・就寝時間
 平日朝のみ定刻の午前5時起きです。あとは・・・眠たい時にとことん寝倒します(笑)。

休日の過ごし方
 日本では、夫と一緒に休める日が仕事柄とても少なかったので、今は2人でゆるりと過ごせることに満足しています。
時間があると、海・湖・山・公園・・・などなど「自然」の中に出かけることが多いです。

好きな場所
 一つは、静かに海が見れるところ。ぼぉ〜と海を眺めるのが好きなんです。ソーントン・ステートビーチやオーシャンビーチ、パシフィカやハーフムーンベイ・・・などなど、「ベイエリア」という名の通り、近場にベイが多くてよかったです。もう一つ、ワイナリーも好きです。ワイナリーは私にとって美味しいワインと綺麗な景色に酔える、幸せな時空間です。ナパやソノマがベイエリアから近くてうれしいです。

1億円当たったとして、その使い道
 ナパでワイナリーをやってみたいです。広〜く続くブドウ畑をお散歩したいです。そして・・・あの気持ちいい青空の下で、ゆるりとワインを飲んで過ごしたいです♪

日本に戻る頻度
 この20カ月間で1度帰国しました。

日本に持って行くお土産
 ギラデリのチョコとPeet's Coffeeのコーヒー。それからカリフォルニアワインは詰められるだけ持っていきます。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
 「買ってきて」、「持っていけ」と言われたモノ。


現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき
 いろいろなものが 「大きい」こと・・・。そしていろいろなものの位置が高いこと・・・。

日本に郷愁を感じるとき
 季節行事の写真を見ると、やっぱり日本の四季はいいなと感じます。

お勧めの観光地
 観光地といえば、数々の国立公園・大自然が挙がりますが、特にマウント・シャスタとアンテロープ・キャニオンは強く印象に残っています。ナパやソノマのワイナリーもお勧めしたい観光地です。ワインがステキなのはもちろん、周りの景色もとても素敵なので。ワインの好みも人によって違うと思いますが、私のお気に入りはナパの「Peju」と「Heitz Cellar」です。

永住したい都市 
 今はまだまだいろいろなところに住んで、もっといろいろな生活を経験してみたいです。


5年後の自分に期待すること
 今よりも5年分、もっと人生楽しんでいたいです。

座右の銘
 Laugh and be fat. (笑って太れ)

(BaySpo 2016/09/23号 掲載)

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