一般編  Vol.298
リチャードソン幸さん
高校卒業後ディズニーやピクサーのアニメーションにあこがれベイエリアに留学。卒業後は3Dアニメーターとして就職。現在はDouble Fine Productionsというゲーム会社勤務。アニメーション、ミュージカル、笛、カラオケが大好き。現在は一児の母でもある。
エンターテイメントは世界平和につながっている
留学をきっかけに渡米し、現在は幼い頃から憧れだったというエンターテイメントアートの世界で3Dアニメーターとして活躍する幸さん。アメリカで結婚、出産を経て一児の母として育児と仕事を両立しながら「世の中に面白いことが多すぎて人生一回じゃ足りない!」と、さらに意欲的な毎日を過ごしている彼女に、ベイエリアの生活について伺いました。
リチャードソン幸さん

(Miyuki Maruyama Richardson)BaySpo 1602号(2019/08/09)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ
 14年前の2005年にアニメーションを勉強するために留学したのがきっかけです。当時CGアニメのクラスが豊富にあったクパチーノにあるDe Anza Collegeへ四年制大学への編入を視野に入れて留学しました。その後San Jose State Universityのアニメーション学部に編入したので、3か月東海岸にいたのを除けは、アメリカ生活はほぼずっとベイエリアです。

ベイエリアの印象
 日系人や日本人には住みやすい場所の多いエリアだと思います。ずっとサウスベイに住んでいますが第二の地元のような感じで愛着があります。


自分の専門分野について
 サンフランシスコにあるDouble Fine Productionsというゲーム会社で3Dアニメーターをしています。ルーカスフィルムのゲーム部門であったルーカスアーツでゲームを色々作った方が設立した、創立19年のそこそこ歴史のある会社です。3Dアニメーターはコンピューターでキャラクターを動かす仕事です。パソコンの中のパペットのような3Dモデルを動かしそこに命を吹き込みます。最高に楽しい仕事です!

その道に進むことになったきっかけ
 昔からアニメーションやゲーム、演劇等のエンターテイメントアートに色々なものを与えてもらって生きてきました。エンターテイメントというのは直接的な事は出来ないけれど、間接的に世界平和に役立つんじゃないか? と子供心に思ったのがきっかけです。今も思いは変わりません。エンターテイメント業界に色々な職種がある中、3Dアニメーターが一番自分に向いてそうだと思ったのでこの道を選びました。

英語で仕事をするということ
 ありがたいです。英語はツールとはいいますが、言語自体がものすごい好きな分野なのです。なので母国語と違う言語環境の中で仕事ができるというのは日々色々な言語についての発見があり面白いです。

英語で失敗したエピソード
 失敗というわけではないかもしれませんが、昔はよくReallyをRearryと言っていました。私の義母さんはそれがかわいくて好きだったみたいです。

英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に?
 英語圏の役者の道を志していたかもしれません。役者さんは色々なアクセントを網羅していてすごいですよね。第二言語だからといって無理だとは思いませんが、ネイティブだったら色々な英語のアクセントを極めるのももう少し楽なのかなあとか思ったりします。また英語は沢山の人が第二言語として使うので、第二言語者のアクセントとかも色々あって本当興味深いです。

生まれて初めてなりたいと思った職業
 お花屋さんかアシカショーのお姉さんだったかも。

いまの仕事に就いていなかったら
 何かしらの仕事をしているでしょうけど、楽しめる仕事を選んでいたと思います。楽しめない事は続かない体質なのです。とはいえ好きなことが多いタイプなので、何をしていてもそれなりに楽しんでいそうです。最近は児童福祉の道や、日本の議員になる道も興味が出てきました! 最近、日本の選挙ありましたしね! 世の中は面白いことが多すぎて人生一回ではとても足りないと思います! だけど人生は一度だけなんですよね。

現在、住んでいる家
 サンノゼのアパート、広めの1ベッドです。隣に大家さんが住んでいて色々良くしてくれます。

睡眠時間・起床時間・就寝時間
 朝は6:45に起きて夜は11時前には寝ます。しかし寝坊しがちです。

休日の過ごし方
 子供がまだ小さいので最近は公園ですね。あとは義実家に行ったり。クパチーノのガンバカラオケにもよく行きますね。カラオケ大好きなんです。

好きな場所
 我が家と、前述のガンバカラオケです。サウスベイにあのカラオケ屋がなかったら今まで健全に生きてこられたかどうか。


最もお気に入りのレストラン
 サンノゼダウンタウンにある小さなTofoo Com Chayというベトナム系ヴィーガンレストラン。そこのベジタリアンフォーがベジタリアンというのが信じられないくらいのフレーバーあふれるスープで大好きです。大学のすぐ横なんですが、値段も手ごろだし、おいしいし、学食よりも量は多いしで、学生に大人気のスポットでした。私はベジタリアンじゃないんですがベジタリアンスポットをよくチェックしています。野菜好きなので。

よく利用する日本食レストラン
 昔働いていたよしみでサンタクララの居酒屋「縁」にちょこちょこ行きます。

1億円当たったとして、その使い道
 それだけあれば投資とかして不労所得で生きていけるようになれそうですね!お金を気にせず好きな仕事し放題、ボランティアとかもいいですね。

最近日本に戻って驚いたこと
 前回初の子連れ帰国で、ネット情報で日本社会の赤ちゃん連れへの冷たい対応などを読んで心配していたのですが。皆結構優しくて助けてくれる人が多く逆に驚きでした!

日本に持って行くお土産
 いつもRedVineか黒いリコリスをジョークで持って帰りますが誰も食べないので結局自分が食べる羽目になります。私は好きです。タイヤとか言われてるけどなれると美味しいですよね!?

現在のベイエリア生活で不便に感じること
渋滞が酷いのが不便ですね。

現在のベイエリア生活で不安に感じること
子供の学校関係ですかね。

永住したい都市
ないです!どこでもいいかも。

5年後の自分に期待すること
 今の自分のアニメーションを見て「わーへたくそ!」と思えるレベルになっていてほしいです!

最も印象に残っている本
 私が人生の教科書としている漫画、『ガラスの仮面』ですね。完結するのでしょうか?

最近読んだ本
絵本です。四六時中絵本を読み聞かせしているので。笑

最も印象に残っている映画
『The Nightmare Before Christmas』です。何度見たかわからないですし。私の人生がこんなにハロウィンだったらいいのにとよく思います。

最近観た映画
ディズニーの『Ralph Breaks the Internet』です。健全な人間関係とは!? みたいなテーマがすごいよかったですね。

自分を動物にたとえると?なぜ?
 魚ですがBlob Fishです。かわいいし、理想の見た目だから

座右の銘は?
人生なるようにしかならない!

(BaySpo 2019/08/09号 掲載)

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