一般編  Vol.138
ライアン木村さん
 1981年サンフランシスコ生まれ。2004年から2006年まで静岡県でJETプログラムを通じて英語を教える。2008年より桜祭り実行委員として、2011年よりJCCCNCのプログラムディレクターとして、サンフランシスコ日本町の日系コミュニティーに貢献している。
地元に恩返しをしたい
 Japan Cultural Community c of Northern California(JCCCNC)につとめ日米の架け橋として働き、さらに日本町モールの中のプリクラショップ「pika pika」のオーナーとして働くライアンさん。そして彼は今年は同時に桜祭りの実行委員としても活動している。そんな忙しい毎日を送っているライアンさんに話を聞いた。
ライアン木村さん

(Ryan Kimura)BaySpo 1221号(2012/04/20)掲載

ネイティブサンフランシスカンですね
 僕はサンフランシスコ生まれ、サンフランシスコ育ちの日系5世です。

ベイエリアの印象は
 ベイエリアは大好きです。民族・文化の多様性や、それによってさまざまな経験ができる点はカリフォルニア州内でもアメリカ国内のどこをみても、ここが一番だと思います。

仕事について
 今はJapanese Cultural Community Center of Northern California(JCCCNC)でプログラムディレクターをしています。また、日本町紀伊国屋ビルにあるプリクラショップ「pika pika」のオーナーも6年半くらいしています。

なぜ日系コミュニティーに
 どんな方法・手段であれ、自分のできることで日本町のコミュニティーの力になりたいと思っていました。若い世代の人たちのためにも、この日本町を活気づけ続けることは大事だと思います。
 商人として、また従業員として、ノンプロフィットの団体というのは産業の面においてもコミュニティーの中における役割においてもとても価値のあるものだと思います。日本町の遺産をこれからも残していく方法というのは、ほかにもたくさんあると思います。

あなたにとって仕事とは
 僕が日本町にいるとき、つまりそれは毎日のことですが、それは仕事とは思っていません。むしろ、自分が生まれ育った場所への恩返しだと思っています。JCCCNCのプログラムディレクターとして、これからの世代の人たちのために日本町がこれからも繁栄しつづけるようがんばっています。
 先代の人たちが私たちにしてきてくれたこと、残してくれたことには本当に感謝しています。そのおかげで今の私たちがあるわけですから。ですから、僕もこれからの世代の人たちのために、このコミュニティーがさらに成長していけるように仕事をしていきたいです。

子供の頃の夢
 若い頃はアーティストになりたいと思っていました。絵を描いたり、デザインするのが好きでした。アーティストにはなりませんでしたが、今はプリクラショップではお客さんが楽しめるようなお店のデザインにしたり、JCCCNCでもスタッフTシャツをデザインしたりして、自分の創造力が仕事に活かせればと思っています。

今の仕事をしていなければ
 おそらく教師になっていたかもしれませんね。静岡県で2年間英語を教えた経験があるのですが、その2年間は僕の人生において最高の2年間でしたね。教えること、人と人とのインタラクションを心から楽しんでいました。この経験は僕のこれからのキャリアにもつなげていきたいです。

乗っている車
 今は母親のLEXUSに乗っています。でも、自分のSCION XBが恋しいです!僕のSCIONは今サンタバーバラに住んでいる妹に貸しているんですよ。小さくてコンパクトなのですごいよかったんですけどね・・・。

睡眠時間・就寝時間・起床時間
 だいたい夜は12時くらいには寝て朝7時半頃おきます。そんなに早く寝る方ではないですが、目覚まし時計なしで朝起きることができます。寝すぎるのは一日を無駄にした気がするのであまり好きじゃないです。

休日の過ごし方
 JCCCNCで働き始めてから休日は仕事をしていることが多いです。土日にイベントがあったりするので、週末も忙しいですね。でも仕事がないときは彼女と一緒に過ごすようにしています。忙しくて一緒に過ごす時間があまりもてないのは申し訳ないと思うので。日曜日は毎週家族が一同に集まって夕食を食べることになっています。この日曜日の家族で食べるディナーはいつのまにか習慣になっているんですが、普段はなれている家族と週に一度食事ができるのはとても楽しいです。

好きな場所
 札幌! 雪祭りはきれいだし、ラーメンもおいしいし・・・あとは、雪の中の露天風呂もいいですね。あとはハワイです。親戚が住んでいます。

好きなレストラン
 たくさんありますが、毎週火曜日は日本町にある「Cafe Mums」に私と私の両親と祖父、それから家族ぐるみの友達が集まります。市内でも一番好きな場所の一つです。そこは私たちを家族のようによくしてくれます。

よく行くレストラン
 日本町にある「たんぽぽ」には一番よく行きますね。ラーメンが大好きなんですよ!

宝くじにあたったら?
 おそらく家族に家を買ってあげたいですね。あとは日本町のためになるようなビジネスを立ち上げたいですね。あとは自分のためにサンフランシスコと日本にそれぞれ家を持ちたいですね。

日本に帰る頻度
 2〜3年に一度くらいでしょうか。でも一年に2回は行きたいですね、一回は桜の季節、もう一回は札幌で雪祭りをみに行きたいです。

最近日本に行って驚いたこと
 昨年の東日本大震災が起きた4ヶ月後に日本に行ったのですが、日本の復興の早さに驚きました。東京の生活は以前と全くかわらないもののように感じました。

日本にもっていくおみやげ
 たいていSkittlesなどのキャンディーやガム、Trader Joe'sのアーモンドやドライフルーツなどです。お菓子は子供にはたいてい喜ばれます。

日本から持ってくるおみやげ
 日本に行ったら必ず「KitKats」を買います! 日本にはいろんな種類があって、特に抹茶KitKatは最高ですね。あとは日本にいったらユニクロに行ってたくさん洋服を買います。僕のサイズがあるのでうれしいです。

ベイエリアで不便なことは
 いいコンビニがないことですね。日本のコンビニはその名の通り本当に便利でした。

好きな観光地
 札幌! 雪祭り、ビアホール、ラーメン・・・すべてが好きです。また行きたいですね。次は富良野のラベンダー畑にも行きたいです。

永住したい都市
 サンフランシスコ

好きな映画
 『Love Actually』、『いま、会いにいきます』、『誰も知らない』

最近観た映画
 『The Descendents』

座右の銘
 We are not satisfied, and we will not be satisfied until justice rolls down like waters and righteousness like a mighty stream - Martin Luther King Jr.

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取材を終えて
 JCCCNC、プリクラショップ、それから趣味の太鼓の練習にと毎日忙しいライアンさんですが、サンフランシスコの日系コミュニティーのために頑張っている姿はとても情熱的でした! 桜祭りもがんばってください!

(BaySpo 2012/04/20号 掲載)

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