ビジネス編  Vol.70
ロナルド・ドラプキンさん
ロサンゼルス出身。ノースカロライナのデューク大学へ進学、日本の国際基督教大学への留学を経てUCBerkeley大学院でMBAを取得。インテルに8年勤務し、生産管理及び生産ソフト部の部長として活躍。退社後は知人と共に生産管理ソフトの会社を立ち上げ、15万ドルもの投入資金を獲得。4年後、中国のソフト会社に会社を売却。Pearl.com(日本名www.justanswer.jp)のマーケティング部長を経て、現在はコンサルタントとしてさまざまな会社のオンラインマーケティングのサポートをを行う。
多くのIT企業をサポート
 インテルなどの大手IT企業やシリコンバレーらしいベンチャーキャピタルでも活躍され、日本への留学、そして勤務経験もあるロナルドさんにベイエリアでの暮らしぶりについて伺いました。
ロナルド・ドラプキンさん

(Ronald Drabkin)BaySpo 1276号(2013/05/10)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ
 ロサンゼルスのサンタモニカ市で生まれ育ちました。東京の国際基督教大学(ICU)に留学し、大学卒業後は、東京の製薬会社で三年間働きました。その後、UCバークレーでMBA取得をするためにベイエリアに来ました。

ベイエリアの印象
 同じカリフォルニアですが、私の生まれ育ったLAに比べて、ベイエリアでハイテク産業に関わる人たちは、もっと真面目でよく働いているように思えます。

日本へ留学した理由
 子供の時に日系人の友達の家で靴を脱ぎ、日本食を食べたりした経験があり、幼い頃から日本文化に親しみがありました。また、コンピューターに興味をもったハイスクール時代に、当時バブル経済だった日本経済にも好奇心を持ちました。

日本での生活
 わりと普通の学生生活を送りましたが、ICUの日本語のクラスは非常に大変でした。毎晩、一生懸命漢字を勉強しましたよ。明治時代生まれの日本語の教授が大変厳しかったのですが、徐々に日本語を覚え、経済学も理解できるようになりました。

日本での仕事
 製薬会社に勤務していました。主に医者や薬剤師を調査して結果を分析していました。

現在の仕事について
 現在の会社では、主に新しい会社のオンラインマーケティングをコンサルティングするなどの仕事をしています。特にGoogleでの広告、パートナーシップ、戦略などを行い、クライアントの役に立てるよう尽力しています。

その道に進むことになったきっかけ
 シリコンバレーは案外狭い場所ですから、以前スタートアップ企業に所属していた時に頼まれたのがきっかけです。

日本語に関しての面白いエピソード
 Drabkinというロシア系の僕の名字が、濁音ばかりなので日本人には難しいらしく「ドラプキン」と発音してもらっています。本当はちょっと違うんですけど、ドラえもんとパンプキンが混ざってしまったようで面白いですね。

生まれて初めてなりたいと思った職業
 アメリカ人なので、もちろんアメフトの選手になりたかったです!

いまの仕事に就いていなかったら
 ベイエリアのスタートアップの社会は非常に狭いですから、今の仕事に就いていなかったとしても、友達に紹介してもらうなどして良い就職先を見つけられたと思います。

現在、住んでいる家
 バーリンゲームにある3ベッドルーム、2バスルームの家です。

乗っている車
 ご存知の通り、われわれシリコンバレーの住人の大半はガジェットが大好きです。僕も例外ではなく、車もガジェットの一種だと思っていまして、今はフォードのハイブリッド車に乗っています。実は最近テスラを注文して、5月に届く予定ですので、それを楽しみに待っているところです。

睡眠時間・起床時間・就寝時間
 夜11時に就寝。朝7時に起きます。

休日の過ごし方
 三人の子供のパパなので、休日は子ども達の相手で忙しいです。

好きな場所
 ソノマのHealdsburgのあたりが好きです。あとはセントラル・コースト、ロサンゼルスとサンフランシスコの丁度真ん中辺りにあるPismo Beachが大好きです。

最もお気に入りのレストラン
 楽しくて、おいしくて、子供連れでも歓迎してくれるので、最近はブラジル料理の「Espetus」によく行きます。

よく利用する日本食レストラン
 居酒屋メニューが楽しみなので、サンマテオの居酒屋「舞」が好きです。

1億円当たったとして、その使い道
 テスラを買って(1億円は当たっていませんが、既に注文済みです!)、残りは子どもたちの大学のために貯金します。

日本に行く頻度
 ここ10年間は行っていません。

日本に持って行くお土産
 WildRiceを日本の人に差し上げると大変喜ばれます。珍しいからでしょうか。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
 沖縄の泡盛!

現在のベイエリア生活で
不便に思う事
 経済、景気が上向きになってくるとともに、ハイウェイが混んできたことは不便を感じています。

お勧めの観光地
 ソノマのHealdsburgに行って、朝から自転車に乗り、午後にはワインテイスティングをするのが最高です。アメリカ以外でしたらポンペイが一番感激しました。

5年後の自分に期待すること
 大きな問題も無く、健やかに子供が育ってティーンエイジャーになっていてくれること(僕は見守るだけですが)。

最も印象に残っている本
 高校時代にリア王を3回読みました。1回目、2回目はまったく解りませんでしたが、3回目にやっと理解でき、泣いてしまいました!

最近読んだ本
 ネアンデルタール人などがテーマの本『Last Ape Standing』

最も印象に残っている映画
 『Capote』

最近観た映画
 仕事と同様にパパ業も忙しく、あいにくあまり映画を観る時間がないのですが・・・最近ですと『Zero Dark Thirty』を観ました。

取材を終えて
 普段の生活では日本語に触れる機会が少ないと仰っていたRonaldさん。会話はもちろん漢字の読み書きも堪能で、日本への留学期間中は本当に努力されたのだと思います。ますますのご活躍をお祈りしています!

(BaySpo 2013/05/10号 掲載)

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