ビジネス編  Vol.80
栗田 亮さん
宮城県生まれ岩手県育ち。就職氷河期に大学卒業後、しばらくのフリーター生活を経て気づいたらKDDIに勤めるサラリーマンに。趣味はジョギングとベースギター。近年はフルマラソンにも参加しだし、東京マラソンとサンフランシスコマラソンを経て、次はLAマラソンにチャンレジを検討中。
米系企業のグローバル展開を支える
突然の異動で米系企業の営業チームに入り渡米。今では現場で学んだ日々を感謝しているという、KDDIサンフランシスコオフィスの支店長、栗田さんにベイエリアでの暮らしぶりを伺いました。
栗田 亮さん

(Ryo Kurita)BaySpo 1412号(2015/12/18)掲載

ベイエリアに住むことになったきっかけ、渡米した年
 2014年の4月にKDDIのサンフランシスコオフィスの支店長として渡米してきました。

ベイエリアの印象
 渡米当初は夏なのに寒い〜、田舎〜。などと思う事もありましたが、今ではすっかり魅了されてます。綺麗な自然と大都会のダウンタウンが小さなエリアに凝縮されていて、とてもバランスが良い街だと思います。車ですぐの場所に海や山もありますし、ありとあらゆる食を楽しむ事ができて、メリハリのついた暮らしができます。

自分の専門分野について
 西海岸の米系企業に対するKDDIの窓口として米系企業専門のチームを統括しています。米系企業がアジアやヨーロッパに進出する際に、KDDIのデータセンターやネットワークサービスをご提供し、お客様のインフラを支えています。日本ではKDDIって聞くと真っ先にauの携帯電話を思い浮かべますが、地味に、でもグローバルにその他の方面で米系企業のグローバル展開を支えているんです(笑)。

その道に進むことになったきっかけ
 もともとは子会社で、日本のケーブルテレビ局を全国津々浦々営業で周ったりと、おもいっきりドメスティックな仕事をしていました。が、ある日突然、昔の上司に誘われる形で米系企業の営業チームへ・・・。体育会系のノリでしたので、満足な英語もしゃべれないのに「まずは行ってこ〜い!」みたいな感じで米国人の前に放り出される日々を経験し、以降8年以上米系企業とばかりお仕事をさせて頂いています。今となっては当時の上司に感謝してますけど。

英語で仕事をするということ
 今でも苦労の連続ですが、インターナショナルに仕事でもプライベートでも対等の立場で話し合うには、やはり英語は最低限必要なスキルだと思います。残念ながら今さらネイティブにはなれないので、背伸びしてキャッチアップしようとせず、等身大で接する事がスムースな会話を生む鍵だと思っています。

英語で失敗したエピソード
 数え切れません。毎日が勉強です。「School of Hard Knocks.」って「実社会の経験で学んだ」って事を意味するんですね。最近までず〜っと、そういう有名な学校がアメリカにあるのだと思っていました(笑)。

英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に?
 仕事ではありませんが、Jimmy Fallonが司会するテレビ番組「Night Show」でトークしてみたいですね。

あなたにとって仕事とは?
 根本的には生活の糧。ですが、多くの人との出会い・苦難・楽しみを通じて、自分を成長させてくれるものだと思います。

生まれて初めてなりたいと思った職業
 プロ野球選手。スポーツと言えば野球しか許してくれなかった父親でしたので、野球一筋でした。

いまの仕事に就いていなかったら
 ベイエリアで寿司屋かラーメン店をきりもり。

現在、住んでいる家
 ミルブレーの一軒家に妻と3人の子供達と暮らしています。

乗っている車
 ホンダのオデッセイとPTクルーザー。PTクルーザーはしょっちゅう故障しているので、私以外は誰も乗りたがりません。なぜか私が乗るときは調子が良いんです(笑)。

睡眠時間・起床時間・就寝時間
 だいたい0時までに就寝し、7時に起きています。

休日の過ごし方
 午前中にジョギングをすませ、子供達が補習校などで不在の静かな時間を利用して、妻と2人でランチを食べに行ったり買い物したり。基本的に特に用がない限りは家で飲んで食べてだらだらしてますが、最近ゴルフの練習もちらほらとしています。

好きな場所
 ゴールデンゲートパークとグレート・ハイウェイ沿いのトレイルコース。

最もお気に入りのレストラン
 シーフードなら「Fish Market」。メキシカンはEl Camino Real沿いの「El Super Burrito」がお気に入りです。

よく利用する日本食レストラン
 外食で日本食レストランに行く事は少ないですが、サンマテオ市内のラーメン店はランチでよくローテーションで利用させて頂いています。

1億円当たったとして、その使い道
 家族と自分のために、どこかお気に入りの土地に不動産を購入。

日本に戻る頻度
 年に2回程度です。

最近日本に戻って驚いたこと
 すべての物が安く感じてしまったこと。ベイエリアに住んでいるといつの間にかこの物価があたり前に感じるようになってしまいますが、毎度日本の低コスト・高クオリティーには驚かされます。

日本に持って行くお土産
 日本では見かけないバーボンを買って、バーボン好きの友達に渡しています。昔からバーボンが好きなので、いつかゆっくりケンタッキーで蒸留所巡りをしてみたいですね。

日本からベイエリアに持って帰ってくるもの
 サランラップとふりかけはマストアイテム。専ら妻のリクエストですが、ピタっとくっつくサランラップは安心感が違います。

現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき
 聞かれてふと考えてみると、特にないですね。今年、車が後ろからあてられて廃車になるというトラブルがあったのですが、その際は通勤や移動が思うようにできず、車社会を改めて痛感しました。

現在のベイエリア生活で不安に感じること
 やはり物価ですね。特に不動産はこのまま行くとどうなっちゃうの? という感じで不安になります。

日本に郷愁を感じるとき
 私は熱帯が大好きです。なので、あの真夏のモワっとした湿気と猛暑! 汗だくになりながらビアガーデンで飲むビール! を思うときです。ベイエリアは過ごしやすくて最高の天気ですが、夏の高校野球や、冬のコタツなど、やっぱり四季を感じさせる風物詩に郷愁を覚えます。

お勧めの観光地
 シアトルも好きな都市のひとつです。雨が多いですが、晴れてマウント・レイニアーが綺麗に見えた時の水と山のコントラストは大変美しいです。街自体がコンパクトなのもお気に入りのポイントです。

永住したい都市
 ベイエリアも永住したい都市のひとつですがまだ決めてません。まだもっと色々な街を見てみたいですね。

5年後の自分に期待すること
 健康な体で今以上に好奇心旺盛であること。

最も印象に残っている映画
 『The Hangover』シリーズ。アメリカのくだらないコメディものが好きで、他にも色々好んで観ています。男友達とこんなハチャメチャなバッチェラー・パーティーをしたかったな〜と思います(笑)。

最近観た映画
 『The Butler』。アメリカの暗い過去ですが、ホワイトハウスを影で支えていたこのような人物がいた事を知りませんでした。

自分を動物にたとえると? なぜ?
 猫。自由気ままのように見えるから。(そんな事ないですけど)

座右の銘は?
 「思い立ったが吉日」

(BaySpo 2015/12/18号 掲載)

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