ベイエリアに住むことになったきっかけ、渡米した年 初めて渡米したのは1989年、15歳の春。テキサス州のダラスに1年間留学しました。その後、日本に帰国し地元の高校に入学しましたが、どうしてもまたアメリカに戻りたいという気持ちが強くなり、両親を説得。日本の高校1学期終了後の夏、今度はベイエリアに再留学しました。その後、残りの高校と大学生活をベイエリアで過ごし、ビザの関係で1999年、後ろ髪をひかれる思いで日本に帰国。帰国後は大学で専攻していたインテリアデザインの経験を活かせればと、外資系インテリアデザイン会社に6年間勤務。経験と資金を貯め、2005年に今度は社会人として再びベイエリアに戻ってきました。それからは、グリーンカード申請を支援して下さった、マキタコンストラクションでインテリアデザイナーとして、外資系企業、日系企業のオフィス、レストラン、ショップ、一般住宅などの内装デザインを担当して現在に至ります。
ベイエリアの印象 気候が最高。日本のようにはっきりとした四季は無いですが、猛暑で汗だくになることもなく、夏でも快適に過ごせるのが良いですねぇ〜。テキサスにくらべるとアジア人が多いので、初めてベイエリアに来たとき、日本食レストランや日本のグローサリーストアーが何軒もあることに感動したのを覚えています。
自分の専門分野について 「私の職業はインテリアデザイナーです」と言うと、大半の方が「すごいですねぇ〜」などと言って下さるのですが、簡単に言うと、クライアントの中には私とは全く異なるイメージをお持ちの方や、こだわりをお持ちの方、デザインのことは解らないのでと任せてくださる方がいらしたり色々です。クライアントの要望を取り入れながら、私自身のデザインも加味して、私が納得できるデザインでなければ、クライアントを説得することは難しいのですが・・・。その過程のやりとりがデザイナーとしてのやりがいでもあると思います。
その道に進むことになったきっかけ
きっかけは単純で・・・。あまり勉強が得意ではない私でも出来る仕事は、と考えた時に、子供のころから美術と音楽の成績は良かったので、インテリアデザイナー、メイクアップアーティスト、ジャズシンガになりたいと思いました。決め手は、幼少時からドールハウスや小さい家具、小物などで遊ぶのが大好きだったので、インテリアデザイナーが自分に向いているかなと思い、この道に進みました。
英語で仕事をするということ 英語の方が言葉がストレートだし、まわりくどい文章も不要なので仕事がしやすいと思います。以前、日本でも仕事をしましたが、クライアントの中には、メールの文章がとても長い、用件を遠まわしに言う、用件を最後まで言わないなどのケースがあって、理解するのが難しいと思いました。また、日本人は人前で意見を言うことが苦手な人が多いのか、せっかく関係者を呼んで打ち合わせをしても、その場では意見を言わず、後日メールで質問をして来るなど、打ち合わせ時に発言されていれば、その場で解決出来たのに・・・。というようなこともしばしばで、日本で働くことの難しさを感じました。
英語で失敗したエピソード 留学したての時、クラスで宿題を出されたのですが、そのことすら理解できていなくて、後日みんなが何か提出しているのを見て焦ったことがありました。以降、授業が終わったら先生に聞きに行くようにしていました。
あなたにとって仕事とは? 子供には申し訳ないのですが、仕事をしている間は子育てのストレスから解放されるし、これからもずっと続けていければ良いなと思ってます。
いまの仕事に就いていなかったら 子供が産まれる前まで、趣味でジャズボーカルをしていたのですが、大好きな音楽で生活していけるのならミュージシャンも楽しそうですねぇ〜。最近はもっぱら童謡ばかり歌ってますが、子供がもう少し大きくなったら、また大好きなジャズを歌いたいなぁ〜と思っています。
乗っている車 仕事に行く時はトヨタカローラ、子供と行動する時はトヨタシエナに乗ってます。
睡眠時間・起床時間・就寝時間 子供を寝かし付ける時に一緒に寝ていることが多いですね。夜中の変な時間に目が覚めて、メールチェック、ネットサーフ、仕事をすることもありますが、トータルで7〜8時間ぐらいは寝てると思います。
休日の過ごし方 最近は子供中心に行動することが多いです。子供の友達の誕生日パーティー、子供向けのイベント、公園、買い物、年間会員であるギルロイガーデンにも良く行きます。
好きな場所 許されるのであれば、家でのんびりするのが好きなので、自宅が好きな場所かも。
最もお気に入りのレストラン 飲茶が好きなので、ミルピタスの「Moongate Restaurant」によく行きます。ここのシュウマイがプリプリでおすすめです。
1億円当たったとして、その使い道 ヨーロッパを贅沢に旅行したいですね。学生の頃行った時は、貧乏旅行だったので・・・。その時は入れなかったお店やレストランに行ったり、良いホテルにとまったり、ゆっくり旅を楽しみたいです。
日本に戻る頻度 両親が健在なうちは、出来るだけ孫の顔を見せてあげたいので、年に1回は帰りたいと思ってます。
最近日本に戻って驚いたこと 日本で子供を連れて移動するのが大変だということ。駅によってはエレベーターがなかったり、ベビーカーで満員電車に乗るなど、考えただけで怖いです。
日本に持って行くお土産 トレーダージョーズのチョコレート、クッキー、コーヒーなど。
日本からベイエリアに持って帰ってくるもの 色々な食材、美味しいお菓子、子供のおもちゃ、絵本、薬などたんまり。税関を通るときは毎回ドキドキしています。
現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき 子供の学校(学区)のために、家を引っ越さなければならないこと。家を購入した時は子供がいなかったので、学区のことなど全然考えていませんでした。その結果、マウンテンビューからフリーモントの学区の良い所へ引っ越しを決断しました。
日本に郷愁を感じるとき 友達や、親戚の集まりに自分だけ参加出来ない時など。
永住したい都市 イタリアに住んでみたいです。言葉の壁もあるので永住は難しいと思いますが、憧れますねぇ〜。
5年後の自分に期待すること 健康、家族円満、ハッピーでいられればいいなぁ〜と思います。
最も印象に残っている映画 ジブリ映画が大好きで、『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』、『ハウルの動く城』、『千と千尋の神隠し』など、繰り返し何度も観ています。
最近読んだ本 子育ての参考にと夫にプレゼントされた、『Loving Your Child Is Not Enough』と、近藤 麻理恵さんの『The Life-Changing Magic of Tidying Up』。日本語のオリジナル『人生がときめく片づけの魔法』の英語版をAmazonで見つけたので買って読んでみました。
自分を動物にたとえると? なぜ? 猫。マイペースなところ。
座右の銘 「雨を感じられる人間もいる、ただ濡れるだけの奴らもいる」。ボブ・マーリーの名言です。感謝、感動、思いやりを感じられる人もいれば、何も感じずにただ生きている人もいる、という意味だそうです。私も雨を感じられる人でいたいと思います。