ベイエリアに住むことになったきっかけ、渡米した年 初めてアメリカに来たのは、20歳の時です。コロラド州のデンバー大学に留学しました。留学中に、1年間休学してマーケティングインターンシッププログラムに参加し、ホームステイしながら北米やヨーロッパで働きました。コロラドに戻って大学を卒業後、日本で就職、結婚、長男を出産しました。留学後はもう戻らないだろうと思っていたアメリカに主人が転勤になり、1999年、日本からサンフランシスコへ引っ越してきました。長女と次女はサンフランシスコ生まれです。
ベイエリアの印象 気候がいいのと日本の食材が豊富なので生活しやすいです。日本人のコミュニティがあるのも生活していく上で心強いです。
自分の専門分野について 芸能、ビジネス、医療、教育関係のコーディネーター、と周りに言ってますが、何でも屋さんです。通訳アテンドからマーケットリサーチ、プレゼン資料作り、取材撮影、商談など、日本のクライアントさんに頼まれたアメリカ現地でしかできない仕事をすべて請け負います。しゃべりだしたらとまらない性格を生かし(笑)、駐在の家族の方が少しでもベイエリアで生活しやすくなるように英語も教えています。また最近では、日本の地方行政関係の依頼で、観光振興のためのセミナーなどに参加させてもらったり、地方のラジオ局で異国文化について日本でもしゃべらせてもらってます。それでもしゃべり足らず、趣味が高じてカラオケ等のパーティの司会業も友達と始めました。
その道に進むことになったきっかけ 日本で食品メーカーのマーケティングの仕事をしていたのがきっかけで、日本のクライアントさんからアメリカでのお手伝いをいろいろと頼まれるようになりました。子供が小さいころは在宅でできる仕事しかお手伝いしてませんでしたが、子供の成長と共にできることも広がってきました。
英語で仕事をするということ アメリカに来た当初はこんなおしゃべりな性格なのに、言いたいことが伝わらなくかなり落ち込んでました。スーパーでレジの人が話しかけてくる時も、「話しかけないで」オーラを思いっきりだしていたと思います。現在はアメリカの生活に慣れてきたのと年齢を重ねて図々しくなってきたので(笑)、すぐに見知らぬ人に話しかけてしまうし、「日本人だからアクセントあって当たり前」の開き直りで会話してます。仕事となるともう少し真面目に英語と向き合うように心がけ、事前に仕事で使う専門分野の勉強をしておきます。ですから、仕事上での英語は日々勉強で永遠の課題ですね。
英語で失敗したエピソード たくさんありますが、すぐ忘れてしまうので覚えていません。
英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に? なんだろう・・・。ラップの歌も完璧な発音でうたえるカラオケ司会業。
あなたにとって仕事とは? 独身のころはやりがいのある仕事が大好きで、毎晩接待や撮影で帰宅が朝方という生活をして、人生の全てを捧げてました。結婚して家族ができた現在は、生計をサポートする手段です。しかし今の仕事はたくさんの素敵な人との出会いがあり感謝してます。
生まれて初めてなりたいと思った職業 ムツゴロウ王国の犬の世話係。犬が大好きで、広大な自然の中でたくさんの犬と囲まれて生活できたら幸せだろうなと思ってました。
現在、住んでいる家 サンフランシスコの一軒家です。2000年に購入して以来、ずっと住んでます。
乗っている車 古すぎて何度も道の途中で停まってしまい、レッカーされている日産テラノ。
睡眠時間・起床時間・就寝時間 日本のお客様と日本時間の日中に連絡取り合うので、こちらの夜中1時くらいに就寝します。朝は子供たちの学校の準備をするので、6時ごろ起きます。本当は寝るのが大好きなのですが、なかなか早い時間に寝られません。でも、目をつぶったら一瞬のうちにどこでも眠れます。
休日の過ごし方 土曜日は娘達の日本語補習校の送り迎えをした後、ダンスレッスンに行ったり、残っている仕事を片付けます。日曜日は長男がサッカーのSan Jose Earthquakesユースチームに所属しているので、試合の応援にサンノゼに頻繁に行きます。食料品の買い出しや掃除洗濯も週末に終わらせます。
好きな場所 サンフランシスコのミッション地区。家から近いので、時間があるとコーヒー片手に散策してます。10年前は何もなかった地区に、オシャレな洋服屋さんやカフェ、レストランができて新しい発見がいつもある場所です。日本のお客様がくると、壁画だらけのClarion Alleyにお連れすると喜ばれて、記念撮影していかれます。
最もお気に入りのレストラン 友達が経営しているお店、Onigilly。オーナー夫婦の人柄がでているこだわりの素材を使用した優しい味です。
1億円当たったとして、その使い道 ベイエリアにいるなら不動産投資! あ、1億円なら家も買えない時代か(笑)。じゃ、我が家の改装費。
日本に戻る頻度 毎年夏、子供が日本の学校で体験入学をするので実家に戻ります。帰国期間に私はラジオ局やセミナー、塾、営業でしゃべってます。
最近日本に戻って驚いたこと 「飼い犬が通りがかりの人を噛んだ」という全国ニュースをテレビでみて驚きました。アメリカだったらニュースにならないような内容を報道していたので、安全レベルが違うと改めて確信しました。
日本に持って行くお土産 MUJIのご当地エコバッグ。サンフランシスコでしか買えないという「レア感」が喜ばれます。
日本からベイエリアに持って帰ってくるもの 実家がある信州から持ってくる七味唐辛子と栗菓子。飛行機の重量制限がなければ、重さのある食料品から電化製品、家具まで持って帰りたい。
現在のベイエリア生活で、不便を感じるとき 物価が高いことと交通渋滞の悪化。
現在のベイエリア生活で不安に感じること 売り出し中の隣の家が火事になって、買い手がいなく空き家になってること。
日本に郷愁を感じるとき サンフランシスコ空港で家族や友人、お客様の帰国を見送るとき。
永住したい都市 沖縄。憧れは食事に困らない日本で、そしてあたたかい街でのんびり暮らしたいです。
最も印象に残っている映画 『ET』。学生のころ、この映画を観て英語にも興味を持ちました。パンフレットもサウンドトラックも全部買いました。
最近観た映画 『ビリギャル』。どうしても子供と観れる映画ばかり選びます。受験生と塾講師のお話ですが、英会話も教えているので勉強になりました。
自分を動物にたとえると? なぜ? サル。落ち着きがないから。