ベイエリアに住むことになったきっかけ サンフランシスコに留学していた従姉妹に会いに来た際、そのホームステイ先がベイエリアで柴犬のブリーダーをしていて、知り合いのグルーミングサロンの見学に行ってみない? と誘われたのがきっかけです。その当時、まだ日本のグルーミング専門学校の学生だった私には、見たこともない犬種のグルーミングをしていて、その技術の高さに衝撃を受け、ここで働きたいと決意しました。その後、日本とアメリカを行ったり来たりをしましたが、2008年に再度渡米し、今もそのサロンで働いています。
ベイエリアの印象 自然が豊かで、美味しいご飯やコーヒーが飲める場所が多い、また環境や健康、動物などに対しての意識が高い人が多いと思います。
自分の専門分野について Professional Dog Groomerです。Groomerというと、犬をシャンプーしたり毛をカットするだけと思われがちですが、私達の仕事はそれだけに留まらず、その子の健康状態や精神状態を見極めて仕事をしたり、オーナーさんに適切なアドバイスをしたり、多岐にわたります。コロナパンデミックの影響でしばらくおやすみしていましたが、6月頭ごろから再開し、お店は人数、頭数、時間制限を行いながら営業をしています。
外出禁止令の期間中は仕事場に行く事が出来なかったため、再開された時にいつでも動けるよう自分の健康を保ちつつ、栄養学、行動学、スキンケアなど犬に関しての勉強をしていました。
その道に進むことになったきっかけ
元々小さい頃から動物が好きで、ご近所さんで犬を飼っているお家を周って触らせてもらうほどでした(笑)。 その後、高校の進路の時に「自分が一生続けられる仕事は何だろう?」と考えた時に、このGroomerという仕事を選びました。
英語で仕事をするということ 大変です、言葉のニュアンスが違うと伝わり方が大きく変わってしまうので、苦労しています。色々な人種の方が暮らしている事もあり、それぞれの価値観や考え方が異なるので、英語でのコミュニケーションはいつも気を配っています。
英語で失敗したエピソード 仕事ではないのですが、一番最初にアメリカに来た時、すごく寒い日でお店でコーヒーを注文したら、コーラが出てきて、寒空の下コーラを飲んだ記憶があります。発音がきっとコーラに聞こえたのでしょうね(笑)。
英語が100%ネイティブだったらどんな仕事に? 今と同じ仕事をしています。もっとオーナーさんに細かく沢山の事を伝えられると思うので。
あなたにとって仕事とは? 天職です。早い時期にこの仕事と出会う事が出来た私は、幸せ者です。
生まれて初めてなりたいと思った職業 保母さん。幼稚園の先生が素敵な人だったので。
現在、住んでいる家 East Bay方面に住んでいます。
休日の過ごし方 お友達とご飯を食べたり、カフェでゆっくりしたり、お散歩したりしています。家でのんびり何もしない日もあります。
好きな場所 家の近くの散歩コース。オークランドからゴールデンゲートブリッジまで見渡せる絶景ポイントで夕暮れ時は最高です。
最もお気に入りのレストラン バークレーにある「Bettie's Oceanview Dinner」や「La Note」はパンケーキが美味しくて、お気に入りです。
日本に持って行くお土産 サードウェーブコーヒーの豆やエコバック、ローカルやオーガニック系の物が多いです。
日本からベイエリアに持って帰ってくるもの 薬や基礎化粧品、チョコレートや文庫本など。
現在のベイエリア生活で不安に感じること パンデミックで少し落ち着いたとはいえ、不動産価格や賃料の高騰、物価の高騰が続いていること。
日本に郷愁を感じるとき 四季折々の写真を見た時や、家族や友人と話している時です。
永住したい都市 色々な都市を周ってみたいと思っていますが、おばあちゃんになった時に住んでいたいと思うのはきっと地元の仙台だと思います。
5年後の自分に期待すること 仕事において期待というより目標ですが、今後も継続して自分の技術や知識を向上していくのと同時に、グルーミングでもっと自分の色を出していきたいです。人材育成などにも携わり、自分が今まで経験してきたことを伝えていければなと思っています。またオーナーさんを対象に健康管理などのトータルライフのコーディネートにも関わっていき、人も犬も幸せになれるような環境作りのお手伝いができればと思っています。
最も印象に残っている本 ラレックス・ロビラ、フェルナンド・トリアス・デ・ベスの「グットラック」です。物語形式で書かれてて、子どもから大人まで読める本です。読む人によって捉え方や感じ方が変わり、私の人生のバイブルになった一冊です。
最近読んだ本 作家の伊坂幸太郎さんや石田衣良さんの本はよく読みます。
座右の銘は? 「Keep going my way」
元々何でも要領よくこなせるような器用なタイプではなく、コツコツ積み重ねていくタイプなので、焦らず、自分のペースで一歩一歩前進するよう心掛けています。